08 Second half

H20年8月6日 水曜日

MAK・TOMO

この夏は連日ドラマティック、ドラスティックであります。
先に書いておくと、右腕が肩から手首まで痺れてます。パンパンです。今日の練習は見学で。

昨日は遊びも仕事も忙しくクッタクタ。今日は流石に、と思ったが、釣りに行くのであります。
こうやって思いっきり自由に遊べるのも長くないのでね。

昨日仕事に行く前に釣具屋に寄ってライン購入。でもいつもの激安フロロ3lbが売り切れ。
結局東レのソラロームを二種類購入。久々に100m1000円クラスのラインだ。
定価は2100円?だかのライン。いつもの300m1000円のベーシックフロロよりも使えるか?

あと6lbラインを購入。これは激安ナイロンで600m1200円。回遊魚用にライトタックルも準備。
ULに3lbでも獲れる事は連日実証済みだけど、他の釣り人がいた場合、突っ走られたらヤバイからね。
佐渡に持って行ったタニヤマの安物ロッドと、リールはKIYOに貰ったプロシューター。
昨晩ウトウトしながらアルテADに3lb、プロシューターに6lbを巻き替えた。

さ〜て、今日は練習だし、軽く遊んで帰って来よう。
回遊魚用のライトタックルを試運転。自作ジグ「マッハ」をぶん投げる。
今日は何も回ってないなぁ。連日そうそう良い思いも出来ないかぁ。

ネン様はGET出来た。


テキサスも重めの奴でやってみよう。
う〜む・・このロッドに6lbだと、いつものタックルよりもかなり鈍く感じるのう・・。

何やらお腹が不穏な動きを見せ始めた。ヤバイ。
連日、水分を4〜5リットル飲んでるので、ウンコは液体に近い。我慢が難しい。

なるべく誤魔化してたけど、クーデター勃発!もう便意で一歩も歩けない・・。
いつもの「肛門踵押さえの術」でブルブル・・。釣りどころではない。

車まで、と思い歩くのだが、2〜3歩でウンコが噴出しそうになる。
その度にしゃがんでブルブル・・。あ〜もう絶対ストッパ下痢止め買うぞ!

猛烈な便意に襲われながらもキャスト。しかし根魚の反応は無し。
暫くしてやっとHIT!良いサイズのカサゴGET!しかしこんな事で下痢便の便意は治まらず・・。


ヒイヒイしながら車へ。そこから便所がある場所までサインツ並みのドライビングでぶっ飛ばす。
車から降りて一旦我慢。いつもの括約筋を締めたままのオカマ走りでトイレに。ブリリリリ〜ッ!
今日もこうして俺のウンコ戦記は幕を閉じた。絶対ストッパ下痢止め買う!

昨日A君と回遊待ちをしたポイントに。ウンコ騒動で体力を大幅ロスト。
今日はシイラは回ってないなぁ。適当に遊んで帰ろう。

しばらくULテキサスで根魚狙うも反応無し。あ〜もう今日はいいかな〜。
とりあえず車に水分補給しに。するとチビシイラの群れが!
すかさずテキサスのままキャスト!うりゃ〜っ!HIT!ジャ〜ンプ!ひゃあ〜楽しい♪

よっしゃあ!今日もULに3lbでシイラGETじゃ!


更に追加!コイツは特に小さかったなぁ。


口にはテキサス!テキサス万能!


まだ居るぜ〜!キャスト!今度はデカイ!
ギュウウン!あ〜!ラインがティップに絡まった〜!やばっ!ポキッ!ギャ〜ッ!
買って間もないスウィートウォーターが折れてしまった・・。ぐうう〜。

折れたままファイト!しかし寸前でフックアウト。あ〜あ、またロッド折っちゃったよ・・。
一応このロッド、一年保証がついてるらしいが、釣具屋行ってなんだかんだ面倒だなぁ。

50cmクラスだったけど、いつものトラウトロッドに3lbでも平気だった。広い場所ならキャッチ出来る。
今回はティップに絡んだ状態で走られたから折れちゃっただけ。ULでも十分獲れるよ。

凹んだけど、そんなにフラフラではない。ロッド破損に慣れてしまったようだ。
しかも不注意とかじゃないしね。まぁティップに絡ませちゃったから不注意なのか・・。
魚にやられたとなると不思議と奈落の底までは落っこちない。

折れた愛竿「甘水」でキャスト!もう遠慮なく重いジグをぶん投げられる。
しかし群れは去ってしまった。もう帰ろうかな〜と車に戻ると、丁度携帯がピロロ♪
TOMOだ。マウスピースが完成したらしい。

「何かハアハアしてるよ。」「今シイラとったけどロッド折れちゃった〜。」
「まだ回るかなぁ?」「う〜ん・・回遊系は運だからね〜。読めないな。でもシイラ良いよぉ〜!」
「う〜ん・・どうしようかなぁ。もう仕事が手につかないから行くわ!」「そうかね。じゃ待ってるわ。」

TOMOのこの決断が、一生の内にそう無いであろうドラマに繋がるのだ。
今日はTOMOに1匹でも釣ってほしいなぁ・・回遊すると良いなぁ。そう思いながらライトの方でキャスト練習。
勿論、この間も回遊待ちなのだが、一向に気配は無い。こりゃTOMOに悪い事しちゃったなぁ。

ダラダラやってると単発ジャンプ発見!どおりゃ〜っ!キャスト!良いとこ入ったな〜。
ガボッ!バシュウウウ!HIT!うっひゃ〜っ!このバイト、このファイト、ヤミツキじゃのう〜♪
さっきよりデカイけど、ライトクラスに6lbだと結構余裕あるわ。

無事にGET!いや〜良い引きしました。


更に単発を狙ってるとTOMOが到着。「今釣ったよ!もうちょっと早ければ良かったのに。」
TOMOもバレットシンカーにバスアサシンのデカイ奴というテキサスでトライ。
しかし飛距離が出ない。回遊も単発だし・・。

すると対岸でシイラがジャンプしまくってる。
「あっち行った方が良いら〜?」「俺、行って来るよ!」TOMO、即断して車で移動。
その途端、俺にHIT!さっきと同サイズのシイラをGET!あの人、運が無いなぁ・・。

TOMOが対岸に到着。見当違いのとこにキャストしてるので、ジェスチャーで場所を知らせる。
お、TOMOが行った・・キャスト・・HIT!あ〜ラインブレイクしてら〜。よっしゃ!俺も行こう!

速攻で車に乗ってブオオン。しかし前をカブのオマワリが30km走行。超イライラ・・。
思いっきりブチ抜いてダッシュ!この時は冷静さを欠いていて、追いかけて来たら振り切るぐらいの気合いだった。
回遊魚はタイミングが命、テレテレ走ってられねぇ!

「どうだい?」「凄い事になってる!1本とったよ!そこ見てみな!」
海を覗いた瞬間、鳥肌が立った。シイラの大群!こんなの見た事ねぇ〜!
鮮やかなブルーの背中、ゴールドやシルバーのボディに黄色い尻尾。
「何これ〜!ヤバイよ!」「ヤバイ!早くキャストしな!」

2人でバタバタしながらキャスト!ど迫力のチェイス!バイト!これはヤバイ!
「食った〜!」「うお〜すっげぇよ、こりゃあ!」Wヒットは当たり前、2人して入れ食い!笑いが止まらん!
シイラは抜き上げると大暴れするので写真が撮れない。何とかTOMOをパチリ。これは小さいので撮れた。


デカイのは写真撮る余裕無し。50cmクラスも何本もGETしたんだけどね。
ビタビタ暴れるのでフックが指に刺さるわ、ラインは切れるわ、もう大変。

しかも群れが移動してしまうので、1人が掛けて群れを寄せて、もう1人がまたキャストして、って感じの共同作業。
俺はジグで飛距離があるので、出てってしまうシイラの群れを何度も足止め。寄せて来たとこでTOMOが掛ける。
そんな訳でカメラを取り出してる暇すらない。群れが去ってしまったらアウトな釣りなのだ。

TOMOはトップに切り替えたので、ますます飛距離が出ない。でもバイトシーンは最高!
ガボォ!バシュウッ!凄い勢いですっ飛んでバイトする!こりゃ目に焼きつくわ〜!
「食え!食え!」「追ってる!追ってる!うお食ったぁ!」もうね〜ヤバイよ。楽しすぎ!

「うおっしゃ〜っ!また来たぁ!」2人して大騒ぎ。自作ジグで入れ食いざます。


何匹に一回写真を撮る。2人共、デカイのほど撮れない。暴れ方がハンパ無いのだ。
迅速にリリースしてキャストしなきゃ群れが行ってしまうので上手く撮れん。


「こりゃ夏の釣りですな〜!」「いや〜今日来て良かったよ〜!最高!」
TOMOのロッドがブチ曲るぅ〜!2人共、右腕パンパンです。


群れが遠のいてしまい、入れ食い状態は一段落。2人して暫し休憩・・。
「もう終わりかな。いや〜楽しかった〜!」「もうこんな事ないよね〜。」
オッサン2人、満足気にガハハ!

「あ〜あそこで跳ねたぁ!」「早く投げなきゃ!」これを何度も繰り返す。う〜ん、マジ最高!
かなり足場が高いので抜き上げポロリ多し。下の方だから小さく見えるけど、これでも40〜50cmあります。


「俺もう右手がヤバイ。痺れて動かないよ。」「あ〜あそこ跳ねた!」「どっせい〜!」
こんな事の繰り返しでもう右腕死亡・・。キャストもリトリーブもままならない。
「もう今日は練習出来ないわ。」「ルアーが遅いもん。」

表層で反応がなくなったので、ちょいとカウントダウンしてからフンガーッ!ってまだやめない。
するとガツーン!「食った〜!ポ〜ニョポニョポニョ・・」「ポニョ凄い!」暑さで壊れるオッサン2人。

この後も俺はポニョポニョ言いながら追加しまくる。TOMOは苦戦。
「ポニョ凄いよ〜。反応なくなってから何匹もキャッチしてるじゃん!しかもリリース超早いし。」
シイラはパワーあるくせに体の作りがヤワなので(俺みたい)、2人共途中からバーブレスに。
大暴れするのだが、慣れて来るとキャッチ&リリースが高速になる。「すげ〜早い!」TOMO大笑い。

「魚の子ぉ〜・・」ヘラヘラしながら単発シイラをキャッチし続ける。
「もういいわ。もう俺はいい。釣りしない。」疲れたので引退宣言。「そう言って絶対投げるんだぜ。」
シイラのジャンプでスイッチON!キャスト!「ポ〜ニョポニョポニョ魚の子ぉ〜・・。」「ほら〜!」

こうしてTOMOと笑いが止まらない時間を2時間近く過ごしてしまった。キリがないので終了・・。
「いや〜マジで楽しかったね〜!もうこんな経験出来ないよね。」「今日来て良かった〜!」

夏らしいフォトを一枚。シイラを釣りまくって放心状態の筋肉釣人(ちょうじん)。
「体のバランスがおかしい!釣りしてるのが変だよ!」TOMOに笑われる。
目指すは「霊長類ツリビト科最強」


フラフラでTOMOとバイバイ。奴も疲れてるのう。今日はこの後練習か・・無理。休む。

今日のロッドに6lbだと40〜50cmアベレージでも全然いけるね。釣り場が空いてれば。
このロッド、キャストウェイトが1.75g〜10.5gとやたら幅があるんだよね。
ただ50cmクラスは上げるのに相当苦労したけど。嬉しい悲鳴ってか。

今日は一生のうちでもホント貴重な経験をした。
TOMOと2人、奇跡的に貸切の釣り場で、陸からシイラをライトタックルで釣りまくった。
この先の人生でこんな日は来ないだろう。

友とのかけがえの無い時間・・。熱かった、楽しかった、笑いまくった・・。
忘れられない夏の思い出が、またひとつ増えた。

RESULT

MAK シイラ30匹位?・カサゴ1匹・ネン1匹
自作ジグ「マッハ」・簡易自作ワームにて

TOMO シイラ20匹位?
ジグ・トップ・ワームにて

これでも2人共少なめに見積もってあります。
抜き上げ寸前ポロリや掛けてからのバラシは相当な数になります。



TOP
BACK
PREV
NEXT