09 First half

H21年6月1日 月曜日
足柄キャスティングエリア
MAK・オトン・オカン

かなり前から「管釣り行こう」とオトンがうるさいので行く事に。
正直、あまり気が進まない。だって海や川や野池の方が楽しいんだもん。

釣りモノが乏しい冬は、人の金なら(酷い)、たまには管釣りも良いかなって思ったけどさ。
やっぱこの時期、これだけ海や川や野池で楽しめちゃってるとね。管釣り行く気にはならんです。

まぁ親孝行だと思って付き合う。いつも通り、やたら気が急くオトン。
7時からなのに5じ20分出発。とりあえず早朝なら1時間あれば確実に着く場所なのに・・。

案の定、6時20分到着。早すぎ。
「丁度良い時間だな」オトン満足気。これに生まれてから付き合って来た俺は偉いと思う。

ホント昔っから全く変わらん。
ガキの頃、よくイトーヨーカドーに家族で行ったんだけど、9時半着だからね。毎回。
10時からだっての。駐車場の車内で開店を待つ。買物すらこんなだから。ウチのジジイは。

オトンはタックルの準備。早すぎ。俺はウンコしにトイレへ。
何と!ウォシュレット完備だった!素晴らしい。これだけで素晴らしい管釣りだぞ。
足柄は「痔持ちの方も安心です」をキャッチフレーズにうたった方が良いな。
それだけ我々痔主にとって、ウォシュレットか紙かは死活問題なのだ。

やっと時間になる。いつも通り、やたら気が急くオトン。毎度の事ながら笑える。
人が来る前に川エリアで遊ぼうかと急ぐ。2人でタックルセットしてると、同じ狙いの人が川へ。

「ここで一緒にやらせてもらって良いですか?」「どうぞ、どうぞ。」
同じ金払ってるのに断れる訳もない。まして挨拶してくれるなんて良い人だし。

ところがオトンは人が来た事で更にヒートアップ。テンパリストの本領発揮だ。
何も確認せずキャストして頭の上の木にルアーを引っ掛けた。1投目。アホだ。

ウチのオトンは、こういう時にヤケになる。もう典型的に。
キイ〜ッ!ってなってジャンプしてラインを引っ張りルアー殉職。
「ゆっくり枝を引っ張れば取れたじゃんかよ。全く気が短けぇ。」俺が猿人並の跳躍でルアーを回収。
「おお〜よく届いたな。」「一緒にするな。」まだまだ俺のフィジカルは一般人離れしてるな。

川を諦め池へ。すぐにオトンがGET!相変わらずここの鱒は引くわ〜。


今日も還暦越えの面白コンビは健在。


幸先良く俺もブルックをGET!カッコイイな。


1回しかドブ漬けしてない自作ダイソーウッドルアーで。


ここからかなり苦戦。まぁ前回も釣れ始めるまでこんなだったからな。
特に気にせず、自作トップのコガネムシマイクロなどでポツポツ。


ここで大物HIT!ギュイ〜ンと走られて・・ブチッ!ぎゃあ〜っ!
長年連れ添って来たコガネムシマイクロがぁ〜っ!凹む。凹みまくる。

今日のラインはナイロン。すっげぇ前に買った(同棲時代)ニトロンの3LB。
やっぱヘタってたのかな・・コガネムシ・・スマン。今まで色んな魚を連れて来てくれてアリガトな。クスン。

凹んで釣りにならず。どうやら俺は自作で釣りをしない方が良いらしい。
何とか奮起して、ダイソーウッドルアーでポツポツ。こいつ、バルサより飛距離出るし使えるわ〜。

再び大物HIT!ジイイ〜ッ!ブチッ!ぎゃあ〜っ!こないだ作ったばっかでまだ未完成なのに〜!
凹む。凹みまくる。対岸のオトンもデカイのを掛けては切られている。

更に追い討ちで、ここから大苦戦。全然釣れん。
時速1匹ペース、死ぬ。ツレネー山脈登頂だ。


どうにか自作トップのMAKペンで。ちっちゃ。


管理人さんが来て話しかけて来た。
「どうですか?」「難しいです。素人なので・・。」
「土日散々叩かれて、今はナイターまでやってますからね。月曜日は厳しいですよ。」

だからあれ程オトンに言ったのに・・。
「雑誌が出て紹介されたら混むから嫌だ。発売前に行く!」これだもん。

目の前に魚はウジャウジャ居るのにキツイ。ヒイヒイ言いながら頑張る。
ヤケクソでミノー投げてたらガツン!良型ブルックGET。


このブルック、体中に変な虫みたいのが付いてて怖かった。しかもそれが動き回る。オカルトや〜。
魚は元気なんだけどね。何だろ・・マジで見た事ない生き物だったわ。


釣れない上に・・雨が降って来た。最悪・・。
車に避難。しかし!オトンはカッパ着て、一時も休まない。アホだわ〜。

30分程で小降りになったので釣り再開。ホント渋いわ〜。
ヘタクソだからだろうけど、周りも全然釣れてません。スナイパー構えの人ですらダメ。
俺はホントに時速1〜2匹・・はぁ〜海で遊びたい・・・。これはF2でGET。


嫌々ながら続けてたら、オカンがネットでガサガサやり出した。
こんなとこで掟破りのガサガサ敢行か?!あ、これがウチのオカンです(嘘)。


「何やってるの?」「ここにルアーが引っ掛かってるから。取れた。」
「あ〜っ!お、お前は〜っ!」何と!さっき殉職した自作ウッドトップが漂着していたのだ!
シングルバーブレスだから外れるんだろうけど、まさか戻って来るとは・・感無量。
コガネムシマイクロもこの調子で戻って来れば良いけど無理だな。

1m程ラインが付いている。結び目でも何でもなく、根ズレした形跡も皆無。
いきなりパッツンと切れてる。やっぱラインも古いのはダメだな・・反省。

帰って来た自作トップが奮闘。


しかし再び雨が・・。また車で待機。今度は1時間近かった。
オトンはこの間も釣り続ける。普段「腰が痛い」と言って動きたがらないのに。釣りの力は恐ろしい。

やんだのでまた釣り開始。また雨で避難。もういい加減面倒だ。
雷雨になったので流石にオトンも外にある屋根付きの休憩所?に避難している。

空がゴロゴロいってるのに、1人釣ってる人が居た。危険だからやめましょう。
釣りキチ三平で、アホな鮎師が一平爺さんが危ないと言ってるのに調子に乗って釣りまくった挙句、
雷にうたれて死ぬ話を読め(何巻何話か探すの面倒)。俺はあれで雷の怖さを知った。


また小降りになったので再開。
この辺りから結構人が増えて来て、移動不可になってしまった。
ここは2gぐらいで対岸に届いてしまう狭さ。対岸にも人が入ってるので窮屈極まりない。

小さな子供を連れたお父さんも奮闘中。
この子はまだ幼稚園児ぐらいなのにマナーを守って釣りしていた。エライなぁ。
お父さんも周りに迷惑がかからないか気を使っている。アホな親が多い中、素晴らしい。

時間はペレットタイム。魚達が狂乱状態。すかさずキャスト、すぐにHIT!しかしバラシ・・。
ペレットタイムは2回撒きに来てくれるのだが、2回ともモノに出来ない本番に弱い男。
オトンはライントラブルで論外。勝負弱さは遺伝か?

対岸の親子連れも釣れてるのを見てホノボノ・・。
俺もああやってオトンに釣りを教わったんだなぁ。ちょっと反省させられてしまった。
生意気な口とかききまくってるしね。こんなダメ人間になっちゃったし。

一足早く釣りをやめて車へ。片付けて車内に居ると、さっきの親子連れが近くに。
どうやら隣の車みたいだ。何か聞き覚えのある声だな・・ん?ああ〜っ!!

何と!著名なお笑いコンビの○○さんでした〜!いやビックリ。かなり頻繁にTVで見てる人です。
オトンは何も知らずに「釣れました?」とか話しかけてるし・・。

礼儀正しくてハキハキしてて、凄く好印象でしたよ。
釣りしてるとこを何時間見てると、不思議とその人の概要が分かる。性格もろに出るからね。釣りは。
子連れで釣りに来てる時って、更に粗が出やすいでしょ。う〜ん・・○○さん、良い人決定。

タイムリミットでオトンも来て終了。かなり渋かったけど最後にサプライズがあって良かった。
ってそこかよ!はい、それぐらい厳しかったです。俺には。上手い人は別だろうけどね。

出れば猛烈なパワーが味わえるけど、いやいや疲れました。
オトンは「次は東山湖が休みになる前に行くぞ!」と意気込んでた・・。
誰か代わりに行って下さい。俺は海や川や湖や野池に行きたいので。

RESULT
足柄キャスティングエリア
MAK ニジマス20匹ぐらい・ブルックトラウト2匹
自作トップ各種・市販トップ、ミノーにて

オトン ニジマス20匹ぐらい・ヤマメ1匹
市販ルアー各種にて



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