08 Second half

H20年12月11日 木曜日
東山湖
MAK・オトン・オカン

便器ですかーっ?便器があればウンコが出来る。
ウンコが出ればションベンも一緒に出てしまう・・フッフッフッ・・・バカヤローッ!
どうも・・偽猪木信者のMAKです。上記の二行はアントキの猪木のモノマネをする俺の声で読んで下さい。
モノマネ芸人のモノマネが得意なMAKです。

昨日はウグイマンレジェンドの後、M塾で練習、疲弊しきりました・・。
ボクサーからキックボクサーになりつつあるKIYOとのマスは楽しかったなぁ。
この歳からでも「やる気」さえあれば、格闘スタイルチェンジも可能なんだね。

昨夜は遅くまで、釣行記とトレ日記のアップ作業。
今朝はオトンに付き添いの東山湖釣行で4時半起きだというのに、寝たのは1時近く・・。

4時半起きの予定が尿意で4時に起きてしまい、睡眠不足に拍車をかける。
今日はオトンが先々週辺りから「行こう!」とうるさかった東山湖釣行。

この日の為にルアーを揃え、DVDや本でメソッドを勉強し、日々準備に明け暮れていたオトン。
俺は「すその」を薦めたのだが、「嫌!」と一言で却下。子供かよ。

東山湖を敬遠したのは訳がある。管釣りは滅多に行かないが、実は最も好きな管釣りはここだ。
レギュレーションは俺の知る限り最も緩いし、平日なら隣の人と近くなる事もそうそうない。
リリース禁止という採算度外視のスタイルも凄い。しかし気になる事があってビビッていたのである。

以前はイージーな管釣りとして名を馳せていたが、今年湖底清掃を行なって難度UPしたらしいのだ。
ネットで色んな人のブログやHPを見て確認し、尻ごみしたのである。

オトンは「大丈夫!」とデカイ事を言ってるが、管釣りに通ってる皆様が渋いと言ってるんだからね。
我々ズブの素人が行っても厳しいのは分かりきってる。それを何度言っても聞く耳持たず。

まぁ好きにさせれば良いか。スポンサーはオトンだし。
最悪フライのルースニングという逃げ道も用意してあるし。

5時半に出発。オカンは早くから弁当を作ってたので眠そう。
俺も3〜4時間しか眠れなかったのでウトウト。オトンだけやたら元気。

6時過ぎに到着。ぐへ〜っ!何でこんなに人が多いんじゃ?
前回来た時は1日やっても10組位しか来てなかったのだが、今日は賑わってる。

オトンが券を2枚買って来たが、前回同様変な金具への券の付け方が分からない。
まぁ適当に留めとけば良いか。3人で荷物を分担して持って桟橋へ。
ここはリリース禁止なのでオカンのハッスルぶりも目立たないだろう。

御殿場なので寒さを警戒しまくってたが、意外に暖かい。助かった。
オトンは寒さに怯えて全身にカイロを8個も貼っている。限度があるだろ!

前回よりはライズが少ないが、とりあえず自作トップのタマペンで。
今日のタックルはホーネット&05アルテ&フロロ3LB。沈下速度が速いフロロでトップは厳しいが・・。

キャスト〜!着水で・・う〜ん、出ないな・・。前回はこれでバコバコだったのに・・。
クイクイとアクションさせポーズ・・これを何度か繰り返すとバシュウッ!HIT!
1匹目は・・サクラマス?かな。ニジマスじゃないのは確か。


この後も結構出たが乗せられず。オトンも奮闘してるがバイトすら無いらしい。
俺はクランクにチェンジ。小さくてマッチョで頭の塗装がハゲてる「俺クランク」をキャスト。
恐らくレーベルか何処かのマイクロクランクだが、他人とは思えないのでこのネーミング。

オトンが買い漁っていた本に書いてあった通りのリーリングスピードをキープ。
するとガツン!心地良い衝撃が伝わる!HIT!ギュウウン!いや〜楽しいっす♪


ここから「俺クランク」で連発!オトンは未だ不発。


実はオトンはケイムライトを全てのルアーに塗りたくって来た。
プラグからスプーンからスティックルアーから何から何まで、もう全てに。アホだ!
スティックルアーは「溶けた!」と言っていた。呆れてものが言えない。

本やDVDに塗り方などを書いてあったのに、塗り始めたら塗る事自体が楽しくなってしまったらしい。まるでガキ。
ケイムライトに含まれるトルエンでラリってしまったのだろう。70個以上のルアー全てケイムラ塗装。

普通こういうのって最初だけ大騒ぎで、言っちゃ悪いけど嘘臭いじゃんね。
俺はまだ信用してないんだけどさ。やるなら試しに幾つか、ってのが常識でしょ。
ケイムライトが逆効果だったらどうしようとか考えないのかな。手持ちルアーが全部パーよ。

アホなオトンは放置して、俺クランクで連続HIT!サイズは出ないけど面白いです。


今日の天気は昼頃から風が強まるとの事。今のうちが勝負じゃ〜。
馬鹿のひとつ覚えで俺クランクを投げ続ける。管釣りって色々変えた方が良いらしいよね。

オトンは開始から4時間ボウズ・・あれだけ入れ込んでただけに悲惨だ。
やっとアワビスプーンでGET!写真は撮らなかったけど、夫婦で大喜びして微笑ましかった。

風が強くなったので桟橋を降りる。
空いてるスペースに陣取り直して釣り再開。何度かバイトはあるものの乗らない。
オトンは再びノーバイト地獄。ケイムラの呪いじゃ。

ガツーン!いきなりロッドに衝撃が!HIT!うおお〜っ!コイツはパワフルじゃのう〜!
激安ラインのエース、ベーシックフロロ3LBがブレイクする事はないだろうが、キレの良い走りに焦る。

「お〜でかそうだな〜。」「結構ヤバイ。」
ホーネットをここまで曲げてくれるとは。ニジマスってパワーあるんだなぁ。
何度か走られたが無事にキャッチ!管釣りといえど安堵感。45cm位かな?


すそのだとレギュラーサイズだけど、今日の東山湖じゃ際立って見える。
だって俺にはチビマスばっかなんだもの・・。楽しいから良いけどね。

昼近くなったので、車に戻って駐車場の脇で昼食。
母作の握り飯とゆで卵とカップうどん。う〜ん、外で食うと美味いなぁ。
食後は大好きなチョコレートを食べてコーヒー飲んで休憩。

午前中で20匹位か・・渋いわ〜。前回ここに来た時はえらい数が釣れたんだけどなぁ。
時期も違うし湖底清掃の影響もあるんだろうし、まぁ仕方ないやね。

オトンは午前中で1匹のみ。最初はケタケタ笑ってやったが、流石にかわいそうになってきた。
午後は1キャスト1ヒット確実の「ルースニング」を薦めるが、またも頑固に拒む。勝手にしなさい。

午後は風がビュービュー。皆少しでも風裏になる場所に集まる。
我々もそっちへ。しかし人が多くて俺はギブ。1人で離れた場所へ。
釣れなくても人が居ない方が好きなんですわ。

ここは桟橋と違って手前に来るにつれてカケアガリ。俺はこの方が良いなぁ。
だっていつも海や川で釣りしてるから、こっちの方が自然なんだもん。

風は右方向からゴーゴー。キャストに苦戦しながらも頑張る。
頭が微妙にハゲた俺クランクで数匹。これちっちゃいから飛ばないんだよね。

ここからベビークランク、ザウルスのクランク?、ミノー、自作フェザージグとローテーション。
ベビクラとザウルスで1匹ずつ、ミノーはバイトなし、フェザージグはこれから。

自作フェザージグで所謂縦の釣り。何度かバイトがあったが乗せられず。
今度は表層高速巻き・・ガツン!HIT!お〜っ!大きさはそうでもないっぽいけど、やたら引くなぁ。
走りが鋭いっつうか。よし!無事にネットイン。あれ?サクラマスかな?


こういう悪っぽい面構えです。やたら背中が青いんだよね。
東山湖ってコーホーサーモン入ってたっけ?


まぁどっちでも良いやな。もう一度表層高速巻き・・ガンッ!HIT!
またまた走るね〜!コイツもサクラかな・・?管釣りの魚はよく分からんわ。


このパターンで当たりか?何て気を良くしてたらバイトナッシング。
ザウルスのクランクみたいのに戻してGET!


オトンは・・・相変わらず全く釣れてない。
あ〜あ、東山湖で1匹なんて伝説になっちまうぞ。心配してたらフライをやり出した。
あれ?さっき車に置いてったのにな。遠くから見てるとアホみたいなペースで釣ってる。

良かったわ〜。思わずニコニコ。オカンがオトンの周りを忙しそうに走り回ってる。
俺はダメ人間だし、色々あるけど、いつまでも長生きして欲しいなぁ。

朝から慣れない管釣りでクタクタ。渋いからムキになって頑張ってしまった。
両親が居る場所へテクテク。「いつの間にフライにしたの?でも釣れて良かったじゃん。」
聞けばオカンが見るに見かねて「もうフライで魚を釣った方が良い!」とわざわざ車まで取りに行ったそうだ。

オトンは言っても聞かないからね。オカンの強引な優しさのお陰でオトン爆釣。
1人でルースニングをリグれてる辺り、成長が見られてよろしい。

疲れたのでオトンの釣りを見守る。
うむ、ルースニングも楽しいね。俺は元々浮き釣り好きだから、これも良いなぁ。
巷の勘違い管釣りフリーク達は馬鹿にするけど、そいつ等の気が知れない。典型的な小物だな。
ルール違反じゃなければ、各々自分に合った楽しみ方をすれば良いでしょ。

現に今日も若い兄ちゃん2人組はバス用のベイトタックルにワームで楽しんでた。
これはこれでひとつの東山湖の楽しみ方だもんね。実はワームOKなのを知ったのは帰宅後だけどね・・。

それと猛烈に釣ってた朝からラストまでルースニングの爺さんとヘラブナ釣り風爺さんのコンビ。
特に恐ろしいのが延べ竿に普通の鮒浮き仕掛けにワームちょん掛けの爺さんの方。毎分1匹ペース。

この2人組はザッと見ただけだが、途中経過で200匹は釣っていた。マジ。恐らくそれよりも全然多い。
見た事もないぐらい馬鹿でっかいビク?スカリ?フラシ?に鱒が大変な事になってたわ。
帰りに受付のBOXに廃棄するのか、或いは何処かに売るのか、自分達で利用するのか・・。

もし飲食屋とかやってたら、1日券4500円のみで鱒を大量に仕入れられるなと色々考えてしまった。
でかい冷凍庫でもあれば冷凍しとけば良いんだしね。コスト削減どころかぼろ儲けだぞ。
ニジマス定食とか白身魚定食とかフライ定食に使えるなと。あと旅館の朝飯の塩焼きとか。

マジでワームやルースニングで「漁」モードでやったらエライ数が釣れる。
こうやって食材調達してる輩が絶対に居るはずだ。だってニジマスってkg600円ちょっとでしょ?
う〜む・・東山湖が潰れないか心配になる・・。

東山湖の管理人さんの思想を記事にしたのを、以前ネットで読んだんだけどね。
「開かれた釣り堀」が鈴木さんの求めた形だそうです。今の管釣りは昔とは全く違った方向に向かってるでしょ。
これを読むと、東山湖があって良かったなぁ、こういう人が居て良かったなぁとつくづく思う訳ですわ。

ちょっと一部抜粋してみます。
「鈴木俊一は、東山湖を自由で開放的な釣り場にしたかったのだ。つまり、最低のルールさえ守れば、
匹数制限は何匹だの、キャッチ&リリースしろだの、どういう釣り方が素晴らしいだの、どんなフライが釣れるだの、
キャスティングがヘタだのという押し付けがましいことは一切いわない。自分たちで好きなように楽しむのが一番だよ。
昼寝するのも楽しけりゃ、一日中竿を振っているのものエライんだ、
という自由で開放的な釣り場にしたかったのである。」

むううう〜っ!素晴らしいではないか!
ウチみたいに年寄り2人と気軽に行ける管釣り。もう少ないんだよね。
現在、管理釣り場は毛色の違う釣り人が溢れ、ルールは特殊な方向に向かい、既に昔とは全く違うモノに。

その中で素晴らしいじゃないか!採算とるのには難しいスタイルだよ。変な奴も多くなるスタイルだよ。
それでも営業してくれてるんだ。マジ感謝。俺は今度行ったら鈴木さんにお礼を言うぞ。
こういう考えの下に東山湖は存在するのを勘違いアングラーの皆さんも理解して欲しいね。

ただ・・その分、苦労は多いらしい・・。
「開かれた釣堀」には「開かれた釣り人」も数多く来てしまうらしく・・。鈴木さん、頑張って下さい!

折角こういう理想でやってくれてる釣り場、本当に数少ない禁止事項すら守れない輩がいるようだ!
これ以上、何を望む?という甘い緩いルールでしょ?とりあえず餌釣りや密漁、絶対やめろ!以上。

オトンは相変わらずのウハウハ状態。写真じゃ分かりにくいけどイワナもGET


ブルックもGETしてた。大喜びの老夫婦が微笑ましい。東山湖と管理人さんとスタッフに感謝だ。


俺もその間、自作フェザージグや俺クランクでポツポツと追加。
結局6時から17時までみっちりコース。オトンは最後のアナウンスが流れるまで夢中になって釣っていた。

車に荷物を積み込んで、俺の運転で帰宅。
ふうう〜体調不良&睡眠不足でクタクタだわ〜。

自宅では反省会の後、解体ショーが行なわれていた。
驚いたのが綺麗に洗うと、模様が美しく蘇る事。更に現場では見えなかった模様もクッキリ。
頭は既に首切り魔と化したオトンがズバズバやってしまっていたが、ボディの写真は撮れた。

一番上のサクラマス?は綺麗に洗うとパーマークがクッキリ。
銀毛のヤマメと言った方が適切か?真ん中がイワナ、下がブルック。


やたら真っ青な魚が数匹。明らかにニジマスではないし・・顔はサクラマスっぽいけどなぁ。
コーホーサーモンは背中が青いと聞いた事があるが、現在放流してるかは分からない。
うっすらパーマークっぽいのが見えるからサクラマスなのかな?


こっちはニジマス。全然違うでしょ?一番下は微妙だけどね。


オカンがいなければ1匹だったオトンが饒舌だ。
俺の腕では渋かったけど楽しかったな。帰ってくると、ああすれば良かったとか色々思いつくんだけどなぁ。
上記の通り、東山湖は素晴らしい。散歩の人や観光客が後ろをフラフラしてるのは怖いけどね・・。

こういう管釣りが今後も残っていて欲しい。
こうやって家族で遊べる場所は貴重。初心者や年寄り子供に優しい管釣りなんて素晴らしいじゃないか。

存続に関して俺に出来る事は・・足繁く通う事か。
スミマセン、金銭的に無理です・・。でもこのマイナーなHPで存分に宣伝させてもらいます。

東山湖は御家族連れ、初心者やお年寄りにも優しい、最高の管理釣り場です!
勿論、管釣りフリークの方々にも楽しみ方は無限大です。
皆さん、東山湖でエンジョイフィッシング!

では・・。

RESULT
東山湖
MAK
ニジマス結構・サクラマス数匹・謎の青魚数匹
自作トップ、自作フェザージグ、各種市販ルアーにて

オトン
ニジマスそこそこ・サクラマス数匹・謎の青魚数匹・イワナ1匹・ブルック1匹
アワビスプーン、フライ各種にて



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