09 First half

H21年4月23日 木曜日
足柄キャスティングエリア
MAK・オトン・オカン

またかよ!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、またまた管釣りです。
いや〜オトンが管釣りキチ○イになってしまって困ってるんですわ。

海とか川とか湖とか、自然の釣り場の魅力を一生懸命伝えても、「う〜ん・・。」何で?
確かに管釣りは管釣りで面白いけど、金はメッチャかかるし(俺的には)、何故にそこまで管釣りなのか?

若い頃は芦ノ湖に通い詰めてた程の鱒釣り好き。
今、管釣り以外で鱒を釣ろうとなると、そりゃもう大変である。特に素人には。

オトンは鱒が釣りたいけど、自然のとこで踏ん張る気力も体力もない。
そうなると確実に魚が居て、足場の良くて、鱒が釣れるとこ=管釣り・・となる訳である。

まぁ本人がここまで行きたがってるのを止める必要もないから良いけど。
親と同じ趣味で遊べるなんて幸せな事だし、お互いいつまで生きてるか分からんしね。

のっけから脱線したけど、今日の話ね。
早朝4時起床・・テレテレと支度して5時過ぎに出発。目的地は足柄キャスティングエリアだ。

ここは先日、富士霊園絡みで家族でフラフラした際、偵察に行って来たとこ。
ついでにちょっと寄らせてと、釣具屋やO町の里川を幾つか見に行って、
「富士霊園から近いから見に行こう」と足柄まで行ったのは良いが、思ってたより遠くて気まずかった。

その際、ここと開成フォレストスプリングスと見て来たのだが、俺が良いなと思ったのは圧倒的にこっち。
開成さんは踏み切りの音がカンカンうるさいんですわ。電車もゴーゴー通るし、住宅地だし。

足柄はこんなとこに管釣りあるのかよ的な、静かな山の中にひっそりと。この時点で良いです。
そんなに大きくないポンドが1つと短い川エリア。広さでは他の管釣りに劣るものの、他に良いとこいっぱい。
とにかくロケーションの良さが最高。鳥の声と川のせせらぎしか聞こえない。車はたまに農家の車が通るぐらい。
あと入ってる魚がデカイし綺麗。魚種が豊富。スタッフさんも凄く親切。

そんな訳で足柄へ向かう老夫婦とアラフォーニート息子(長男)
6時過ぎには到着。まだ誰も来てない・・スタッフさんすら来てない。
オトンはいつも5分前行動どころか30分〜1時間前行動が得意なので困る。

タックルセットして車内に。オトンは外にずっと仁王立ち。意味が分からない。
外は結構寒くてビックリ。この時期いらないよなぁと思ってたニットのヅラを持って来て正解。

6時半頃、スタッフさんが到着。45分に受付だと言うので、それまで待ってる。
オトンは相変わらず焦りまくっている。毎回、何でこんなに焦るのかが分からない。
平日は空いていると聞いていたが、続々と車が到着し、更に挙動不審になるオトン。オモロイ。

受付を済ませたオトンが競歩で歩いて来る。「何だよ、あそこに行ってろって言ったのに!早く!」馬鹿だ。
管釣り雑誌を読み漁っているオトン。ここは奥のインレットが良いとうるさいぐらいに言っていた。
老骨が、大慌てで転びそうになりながらインレット付近へ。嫌だ。

他のお客さんは皆のんびりと支度して、場所も空いてるとこに入ろうって感じ。余裕が違う。
当日一緒だった皆さん、おかしなジジイがガツガツしててスミマセン。

あ〜ここまで前置き長かったなぁ。
やっと釣り開始。ここは皆様のブログを覗かせてもらったんだけど難しいとの事。
とりあえずスプーンを投げまくるも・・ツレンジャー見参。開始1時間ノーヒット・・。
オトンは言わずもがな同様。

開始2時間・・ツレンジャー。得意のトップにも出ない。もう手詰まりだ・・。
周りの管釣りバリバリ系な装備の皆さんでも、そんなに釣れてない。
そんな状況で素人親子が釣れる訳がないのだ。

しかしオトンに奇跡的HIT!バラシ・・。俺もHIT!バラシ・・。
オトンHIT!バラシ・・俺HIT!バラシ・・これを数回繰り返す。泣きたくなった。

白いスプーンでテロテロしてたらガツン!HIT!ギューン!うお〜!ここの魚メッチャ引くのう。全然寄らん。
今日のタックルはスウィートウォーター&05アルテ1000&フロロ2LB。

ヒイヒイしながら何とかキャッチ。エライ体高&デカヒレ。


スプーンでもう1匹。コイツもギュインギュイン。


やっと釣れてホッとした。管釣りでここまで釣れなかったの初めてだもんなぁ。
これじゃ普通にその辺釣りに行った方が釣ってるからね。

今日は雑誌の取材があるらしい。オトンが毎月愛読してる雑誌だ。
管釣り界では有名なNさんとクルーが到着。どんだけ釣るんだろう・・と見ていたが・・内緒です。

またも釣れない時間を過ごす。
でもここは泳いでる魚の種類が多くて飽きない。水族館にデートに行くと女に怒られてたからな。
「もう早くぅ〜次に行こうよ〜。1つの水槽見すぎ〜。」「もうちょっと見させて。後で体で返すから。」

舞い落ちる葉っぱが水面に落ちる。それを鱒がバクバク食ってる。
「葉っぱのフレディ、哀れジョーズに食われる」か・・ん?今ならトップでいけるんじゃないか?

自作トップにしてチョコチョコ・・バホッ!出たぁ!HIT!
とにかく・・ここの魚はメチャメチャ引く。何処でも書いてると言われるが、マジでナンバー1。

MAKペンが飲まれていた。顔しか見えないMAKペン。


これを撮った時に鱒が水滴をレンズに飛ばしてくれたのだが、それに気づかなかった。
今後暫くの写真はおかしな曇り付きです・・。

ここから奇跡的連続HIT!数匹釣ったら腕パンパン。
コガネムシマイクロは何処の管釣りでもバコバコ。


オトンにトップが良いと教えたら、ダイソー木材&ヒートンルアーでGET。


やっと素人親子に春の訪れが。
写真手前はオトンの専属ネット係のオカン。奥はバーブレスフックなのに外せないオトン。


着水でバホッ!と出る時は良いが、見切りUターンも多い。
その際はUターンをかまされた直後にアクション。すると「ん?」と向き直るのでチャッチャッ!バコッ!
これでやっとこ普通の人レベルに釣れ始めました。

コガネムシマイクロに茶色い魚体がヌオッ!
ギュギュギュ・・ブラウンってこんなに引いたっけ?43cmのブラウン。ヒレピンでカッコイイ。


こんな鱒がバコバコ出るのでタマランです。腕パンパンです。
これは自作超マイクロルアー「グリーンダヨ」でGET。


対象物がないので魚のサイズが分かりにくい。
大体こんなのです。すげえ体高です。引きます。


ポンドはこんな感じ。広さは「すそパ」の下池よりも小さいかな。


こちらはフライ専用の川エリア。


奮闘中のオトン。


結構キャッチ出来て余裕が出て来たので、色々試して遊ぶ。
先日、衝動買いしたロッド「有頂天UHA−UHA STICK 4.2」を試す。
金が無い無い言っててあのハゲ・・と思わないように。中古で1500円ですから僕でも何とか。
組ませるリールは超久々登場の、トーナメントZ 1500iA。それにベーシックフロロ2LB。

管釣り用のショートロッドらしいが、なかなか良い感じ。鱒レンジャーみたいなもんかね。知らんけど。
グラスソリッドにハードガイド。元値は5千円ぐらいかな。思ったより使いやすい。
掛けてからの寄せも甘水より早い。甘水は走られるだけ走られてしまう・・。

ベビーポッパーは出るけど乗らない。足元にブルックがいたのでポシャン。
するとグネグネ〜バシュウッ!HIT!あ〜ビックリした。しかし良いブルック入ってるね〜。


金ぴかブラウンもトップに。


こんなニジマスもガボッと出ます。楽しすぎます♪腕痛いです。


昼をとっくに過ぎたのでオニギリとパンをムシャムシャ。
しかし時間が勿体無くなってしまい、すぐに釣り再開。貧乏根性です。

インレットキチ○イは放っておいて、俺は対岸へ。これが良かった。
岸沿いにブルックが溜まってたのでトップをキャストしたら連発です。


管釣りのニジマスは少々辟易してたので(贅沢だが)、他の魚種が釣れると嬉しい。
そんな事言っててニジマスも嬉しいんだけど。コガネムシマイクロはタフコン知らず。


ここで気分転換に川エリアを覗きに行く。タックルは甘水と05アルテの方を持って行く。
オカンは魚を下処理したいらしいので、流し場まで巨大クーラーを運ぶ。重い・・。

そのまま俺は川エリアへ。こんな感じです。更に空気が良いです。


とりあえずスプーンを投げてみる・・全く反応が無い。ヤバイ。
落ち込みを攻めたらコンッ!ヤマメGET。管釣りでも嬉しいもんです。


猛スピードでチェイスして来るのがサイトで楽しめるのが良い。
川エリアの水は超クリア。あ、イワナだ。食え食え・・食ったぁ!


ここで再びスタッフさんに会ったので色々聞いてみる。
ふむふむ・・川は暗色系のスプーンとかミノーね。特にミノーは追いが良いと。
ガサゴソ・・小さめのミノーは海BOXに入れちゃったんだっけ・・持って来てないわ〜。

手持ちのミノーはヨーヅリのピンズミノーとタックルハウスのネクトンとラッキークラフトのベビーミノーだけ。
ピンズミノーからキャスト・・高速タダ引きに猛チェイスするヤマメやらイワナやら。

そこからバクンといかないので、ミノーに追いつきそうになった時にギアチェンジしてスピードアップ。
すると物凄い勢いでバクッ!良い感じ。ヤマメの後ろには外れたピンズミノー。


この後、ピンズミノーのトゥイッチでヤマメを連発して上流へ。
しかし1人入ってたので、挨拶して更に上へ。この堰堤が終点です。
魚はちょこっと入ってたけど釣れなかった。折角来たのにガックリ。近いけどね。


こういう所を歩いて来ます。ちょっとだけ渓流気分が味わえます。


川エリアの最下流へ。
ここは潜水艦みたいなイワナが数匹サスペンドしている。
まさか食わないよな〜と思いながらピンズミノーをキャスト。
フンフントゥイッチ・・げっ!凄い勢いでチェイスして来た〜!うわ食ったぁ!

グネグネギューン!イワナってこんなに走るの?グネグネは最初だけで岩に向かって一直線。
そこはやめて〜ブチッ!くぅ〜やっちまった・・。イワナ君スマン。

暫く凹む。ん?口にピンズミノー付いたデカイワナが悠々と泳いでいる。アイツか・・デカイわ。
確実50cmクラスだ。管釣りとはいえ、デカイのバラすと悔しいね〜。

まだ2〜3匹ボケーッとしてるけど・・食わないんだろうなぁ。ベビーミノーをキャスト・・フンガ〜ッ!
早巻き&トゥイッチ・・あれ?そうかベビーミノーはヒラ打ち不得手なんだっけ。

ネクトンにチェンジ。どりゃどりゃ!すげぇヒラ打ちだ。
さっきはボーッとしてたイワナがスイッチON!ぐわわわ〜っと猛チェイス!
これはド迫力!管釣りと言えど大興奮。バクッ!バクッ!バクッ!やっと被弾!HIT!

グネグネ・・今の内にやるしかない。どおりゃ〜!
岩陰に走られたらアウトなので2LBだけど一気に寄せる。
浮いたのでネットでガバッ!おっしゃあ!口元のネクトンが小さく見える。


50cmぐらいのイワナ。対象物がないので大きさが伝わらんが・・。


気を良くしてキャスト・・トゥイッチでフンフン!HIT!今日イチのヤマメでした〜。


17時からポンドでペレットまきがあると聞いてたので戻る。
まだ時間があるな。自作トップでブルック連続GET。う〜ん、カッコイイなぁ。


17時になり、スタッフさんがペレットをまくと・・恐ろしい光景が!
物凄い勢いで水面が炸裂している。こんなに魚入ってたの?と思ってしまった。
昔TVで見たアマゾンのピラニア状態。ガバガバガバ〜ッ!バシャバシャバシャ〜ッ!怖い・・。

その中にキャストしたら1発HIT!しかし引きが強いので1匹上げるまでにペレットタイム終了。
オトンも無事にキャッチしていた。ペレットをまくスタッフさんの後を追うオトンが笑えた。

これで終わりかと思いきや、2周目スタート。バシュバシュバシュ〜ッ!
俺はスッポ抜けまくり・・オトンはバコバコのウハウハ。嬉しそうで良かった。

静寂を取り戻したポンドで終了時間までキャストを続ける。
当初、7時〜18時なんてやってられないわ〜と思ってたのに、時間が経つのが異常に早く感じた。
それだけ楽しかったって事だね。とにかくここは釣り人以外の人間との干渉が皆無なのが良い。

ポツポツと小さめのを釣って(30cmぐらいだけど)、最後にデカイの釣ったとこで終了。
コイツは全然止まらなくて困った。この体格見ればパワーの凄さは分かるよね。


帰りにスタッフさん達に御礼を言って帰路に。
渋滞にも巻き込まれずに無事到着。長時間やった割には、そんなにグダグダな疲弊ではない。
山の中ってのが良かったんだろね。管釣りだけど五目達成も出来たし、ホント楽しかった。

平日だからそれ程混まなかったのも大きいな。ちょっと狭いから混むと厳しい。
魚の引きがハンパないからね。今後来るなら、もっと寄せが楽なロッドにせねば。

帰宅後、オトンは今後も通うと言い出した。
それぞれの管釣りに良さがあるが、オトン的には足柄が一番だそうで。オカンも同意見。
実は俺もです。今まで色々な管釣りに行く度に「良い良い」と褒めてたけどね。
空いてるなら、と条件付で俺的には足柄が最高です。

今月2回行ったので、来月は行かないそうだ。
以前からオカンに「月イチにしなさい」と釘を刺されているオトン。
これまで、ことごとく破って来たが今後は守るらしい。怪しいけど。

そんな訳で今回も親不孝して来ましたって日記です。
楽しく遊ばせてくれた足柄のスタッフの方々、本日はありがとうございました。

RESULT
足柄キャスティングエリア
MAK ニジマス・ブラウン・ブルック・ヤマメ・イワナ
自作・市販ルアー各種にて

オトン ニジマス・ブルック
自作・市販ルアー各種にて



TOP
BACK
PREV
NEXT