09 Second half

H21年9月4日 金曜日

MAK・Sumiさん・KIYO

今日は約4ヶ月ぶりに北関東からあの男がやって来る日。
カワイイ女でもない、四十路のメタボなオッサンに会うのに、前日からワクワクしてしまう自分が嫌だ。

過去の人生、宿泊不可能だったSumiさん。今回は何と!自分の殻を破るべく初の「お泊り釣行」なのだ!
Sumiさんがどれだけ宿泊が苦手かは何度も聞いているので知っている。これは一大決心だ。
果たして今回のSumiさんの挑戦、吉と出るか?凶と出るか?

4時過ぎに起きて洗濯機を回し、早めにやっつける。
指がバックリいってるので洗い物や風呂洗いといった水仕事が厳しい。

さて!ボチボチあの男が来るな。火の元確認、戸締り確認。M駅へ出発。
8時前にM駅に到着。JKを見ながら時間を潰す。20分過ぎ改札へ。出て来るSumiさんを待つ。
人波が過ぎ去った後、Sumiさん登場。得意の大便トラブルは大丈夫か?!車に荷物を積み込んで出発。

「もっと頻繁に来なきゃダメでしょ〜。」「いや〜この歳になるとなかなか。今年は疲れが抜けないのさ。」
この中年の悲哀がSumiさんの持ち味、これが皆に愛される理由でもある。

天気が怪しいので地元の近いとこから探る事にする。
何てったって今回はお泊り釣行、初日から躍起になって魚を追っかけなくても良い。余裕があって良いなぁ。
いつもじゃ昼過ぎには「もうあと何時間しかない!」とか言って焦燥感いっぱいだからね。

地元の海に到着、時刻は9時過ぎ。先ずは実績のあるスロープから探る。
「お!当たった!」すぐにSumiさんHIT!2投目でオオモンちゃんGET!


俺にもガツン!オオモンちゃん出ました♪


更にカサゴも。


根掛かりが多いのとフグに苦戦しつつもポツポツ。ササノハGET!


Sumiさんとシャキシャキパリパリのロッドの良さについて語り合う。
この人はいつも俺の前を歩いてるな。流石コイ科師匠。

Sumiさんのウォーターサイドもギュン!ササノハGET!


俺は根掛かりしまくってるのに、Sumiさんは全然ロストしない。Sumiさん、コスジを連発。


2人でテクテクと探り釣り。俺にはキュウセン。


オオモンちゃん。


Sumiさんは係留船の間にビシバシとキャストを決める。
コントロール良いなぁ。こういうのはキャリアだな。オオモンちゃんGET!


ここで車に戻り水分補給&集計。逆方向に歩き探るも風が強くてダメ。
車で移動。しかし平日にも関わらず、入りたい場所には釣り人がゴロゴロ。ふう〜。

それならばと先日再リサーチしたばかりの釣り場へ。
ここはミニ水族館みたいな感じで魚が多く、サイトの釣りが楽しめる。

2人で丁寧に探る。どうにかミニカサゴ。


Sumiさんもミニカサゴ。


バイトは頻繁、Sumiさんが正体を突き止めた。マダイでした〜。
「マダイは臭いな。」「根魚は殆ど臭わないですからね。」臭いと言いつつクンクン嗅いでしまうSumiさん。


俺はミニカサゴをポツポツ。


マダイ連発のSumiさん。「これぐらいでも良い引きするんですよね〜。」「そうそう。」


少し歩くとボトムは砂地に。ここはサイトでUL砂物を狙えるお気に入りの場所。
「キュウセンとかメゴチ釣ってみたいな。」「よく見るといっぱい居ますよ。」
「いや〜ここ凄く良いな。」「Sumiさんって魚自体が好きだからね。気に入ると思った。」

Sumiさん、サイトでトラギスGET!


「あそこにメゴチ居るな。どうか?よっしゃ食った〜!」


「メゴチ居るね〜。俺のとこも食いそう。食った〜!」
Sumiさん、念願のメゴチGET!なかなかゴムでは厳しい相手なのだ。


「あ、トラは食っちゃダメ。今はキュウセンを・・。」「そんな贅沢言ってると何時ぞやみたいに釣れなくなりますよ。」
こんな遊び方が出来るのも水が超クリアな御蔭。波風もおとなしくて良かった。

オハグロを発見して挑戦するSumiさん。しかし焦らしチェイスに我慢出来ない様子。
「そこでまだ待たないと。」「もうダメ!我慢出来ない。出しちゃって良いですか?!」
卑猥な言葉を吐くSumi氏。結局耐え切れずにGETならず。もうちょっとなんだけどなぁ。

2人でテクテク。「またキュウセン居るな。当たってる・・。」
ビシッ!HIT!「おお〜っ!公言通りに釣ったじゃないすか〜!」「ね〜。あ〜良かった。」
Sumiさん、ナイスキュウセンGET!フッキング激難&ゴム難敵を攻略。ガルプじゃイージーだけどね。


俺はグリーンアナハゼ。凄い色。


Sumiさんはサイトでメゴチを狙う。早くもコツをつかんだらしく連発!


「もう昼ですね〜。」「今日は気持ちに余裕があるよ。」
先へ行かずに車に戻る。あれ?KIYOからメールだ。「早退して参加します!」
専務なのに凄い!KIYOの電撃参戦でますます面白くなるぞ。Sumiさんは愛されてるなぁ。

コンビニに行くもサッカー団みたいな若い衆がワラワラでイライラ。
店員さんのナイスフォローで気持ちが静まるが、逆に息子が店員さんにムラムラ。

海を見ながらゆっくり飯を食おうと思ってたら、Sumiさん速攻で完食。
「さて、俺はちょっとやってようかな。」「全然気持ちに余裕ないじゃないですか〜。」
時間的余裕があっても、目の前に海があって魚が居る以上、衝動を抑えられないらしい。

「こうやって昼に休まないから、毎回後半バテるんですよ。」「だって〜無理なんだもん。」
Sumiさんが猛ってるので俺も急いで食う。全く・・。

ここはダメで次へ移動。「MAKさん!コンビニ寄って下さい。」
ここで頻便ズ筆頭の実力発揮、大便トラブル8千円だ。

暫くして安堵の表情でガリガリ君を手にコンビニから出て来るSumiさん。
「出たんすか?」「小さいのがちょっとだけ。」「ぐへっ。」
オッサン2人でガリガリ君をバクバク。俺はそのまま運転して先を目指す。

ここはオオモンちゃんの実績釣り場だが、どうにも反応が無い。
一番良いとこには漁船が係留してあってダメ。2人でヒイヒイ言ってると、ゴロタに釣りカップル。

男の方はストリンガーにカサゴをぶら下げている。あ〜あ。今時ストリンガーって・・。
勝手におとなしくやっててくれりゃ良いのだが、いかにもどうだ!的な態度でこっちをジロジロ。魚をブラブラ。

あ〜腹立つわ。キープに関しては水かけ論なので何も言わんが、せめてクーラーに入れて欲しいね。
あんまりムカつく態度とってると、オマエをぶら下げて叩きまくるぞ。ガウッ!


気を取り直して釣り再開。Sumiさんが苦労しながらもオオモンちゃんGET!


ここで船が動くという喜ばしい出来事が。「我々の行いの良さが出ましたな。」
船さえ退けばこっちのもの。速攻オオモンちゃんGET!


SumiさんもGET!小さく見えるが今日イチのナイスサイズ。


キャスト毎にバイトが。


Sumiさんも順調。2人ともこのままいくぜ〜!


と、思ったら・・帰港しました。まぁ仕方ないやね。
またも渋いとこに戻ってシコシコ。Sumiさんはオハグロに弄ばれている。代わりに俺が連続GET!


船が来てしまってはダメダメなので車で移動。
プチ遠征も考えたが、明日もあるので地元オンリーに。やっぱお泊りは良い!

Sumiさんの好きな釣り場に行くも作業中でダメ。結局実績イマイチな釣り場に到着。
ここでSumiさん、宿敵オハグロGET!


俺はここでもオオモンちゃん。引くぅ♪


Sumiさんはミニカサゴ。


オオモンちゃんありがとう。


「何かこの辺、良いね。」「うん。バイトが多い気がする。」砂地ではトラギス。Sumiさんもトラギス。
「この青いラインが好きなんだよなぁ。」「さっきバイト避けてたくせに。」


マダイの引きも良いよね〜♪


ササノハの突っ込みも最高だね〜♪


意外な事実、今日初のネン様GET!


ここではホントにバイトが多く、2人してウハウハ。Wヒットもありです♪


俺はシェードになってるとこで連続HIT!ナイスファイトのカサゴGET!


「マハタが居るけど食わないんだよな〜。」とSumiさん。
フンガフンガとボトムパンプしてたらガツン!HIT!おお〜っ!良い引きするのう〜♪
おっしゃあ!マハタGET!「Sumiさんも早くソイツ釣って下さいよ。」


ここでスーツ姿に釣り用ポーチ、靴は革靴のおかしな出で立ちの男が。仮病専務降臨!
「頭痛いって言って帰って来たら、ホントに頭痛い。」「罰が当たったんだよ。」
「あ〜!生Sumiさんだ。お腹がちょっとヤバイね。」「そんな事言われると気になるなぁ。」

KIYOも釣り開始。どうせゲットンと言いたいんだろう。
「ゲットン!コスジゲットン!」「あ〜うるせえ。」


「ゲットン!ササノハゲットン!これバス持ち難しいね。」「んな小さい口の魚、バス持ち出来るか!」


「TOMOみたいに横になっちゃうかも。」「ネタ的になってよ。おいしいから。」岩場に革靴の専務。


「アナハゼゲットン!」「そんな尻尾持って引っ張っちゃダメ。」


「Sumiさん、何かKIYO来てから釣れなくないすか?」「いや〜ゲットンって言わなきゃと思って焦ってるんだよ。」
「あれはうざいから言わなくても良いんですよ。」「折角だから1回ぐらいは言っとこうかと。」

俺は係留船の間で連発!カサゴは良いね♪


デカササも出ます。


「ゲッ・・」「今ゲットンって言おうとしたろ?バイト時じゃなくてゲット時に言いなさい。」
「バイトがあった時に言おうとするとダメだね。「最後まで油断しちゃダメだ。」

湖のようなロケーションの中、頑張るSumiさん。


この後、「うお〜っ!」と奇声を上げる。トカゲがミミズを食べてたとの事。
「そんなんでビックリさせないで下さいよ〜。」「いやヘビに見えたからさ。苦手なんだよな〜。」

3人でゴソゴソ戻って、反応の良かったとこを探り直し。
Sumiさんはカサゴ「ゲットン!」「だからつられて言わなくて良いの。」


俺もカサゴGET!


更にSumiさんとWヒット!


KIYOが釣れなくなったのでアレを聞かなくて良い。彼にはこのまま釣れないで欲しい。
ここから3人で激渋エリアに歩いて移動。やはり苦戦。SumiさんはマダイGET!


俺はトラギスやら何やら。


なかなかバイトが無かったが、カサゴをポツポツ。


ナイスサイズのササノハも。KIYOはアナハゼ釣って例の台詞を言っている。


この辺りはバイト多いな。ゴン!ふん!HIT!デカササの走りは最高♪


遠くにいたSumiさんが何か釣り上げた。急いで駆けつける。
「おお〜!良いメバルじゃないですかぁ。ジグ?」「そう!」「流石頑固メタルジグオヤジだね〜。」


KIYOは「新魚種ゲットン!」と騒いでいる。マイクロカサゴだった。


激渋エリアに来てから、モチベーション低下&疲弊でダメダメだった3人。
だがSumiさんはジグでのGETで息を吹き返した。ジグでカワハギGET!キッチリ口だよ。


ここからは頑固メタルジグオヤジの独壇場。


ジグのみで果敢に挑むSumiさんを見てるだけで楽しい。
適当にテレテレやってたらマダイGET!


「マダイ出たよ〜!」流石Sumiさん、マダイをジグでGET!


俺とKIYOもダラダラと追加。Sumiさん見てた方が面白いわ。


どうしてもメタルジグがここまで釣れる道具には思えない。
これは長年ジグを使い倒して来たSumiさんだから成せる技なのだろう。

「おっ!マハタ!」「Sumiさん、ワームの時より釣れてるじゃないですか〜。」


この辺りからデジカメの容量がいっぱいで、何か釣れては何か消すといった作業に追われる。
被ってるのを消してたのだが、それでも足りず、結局自分のGETした魚を削るはめに。

「オオモンちゃん!」ゲットンを言うのを忘れたらしい。


俺はヘチでこのサイズをポツポツ。


Sumiさんはまたもカワハギ。


辺りが暗くなって来た。満潮になり軽量ジグヘッドのフォールが苦痛な俺とKIYO。
Sumiさんだけ怪気炎。さっきまで疲弊したメタボのオッサンだったのに、ジグを使い出してからは活き活きしている。

2人してポコポコ釣るので、この辺りから俺はデジカメのデータ消しと魚の撮影で釣り時間殆ど無し。
70枚がいっぱいになると思わなかったな。まぁ久々の2人が楽しく釣りが出来れば良いのだ。

最後にと全員でテクテク移動。Sumiさん、クロホシGET!


ネン様GET!


「このままじゃ尻切れだ〜。」と騒いでたKIYOもカサゴで落ち着く。


SumiさんはオオスジGET!


ここで車に戻る。集計して1日目が終了。夕飯にはTOMOも参加するので連絡を取り合いながらブロロ。
最近出来た混雑しているうどん屋に決定。先に3人で入って、うどんを食いながら今日を振り返る。

暫くしてTOMOも到着。Sumiさんは遅れて来たTOMOと一緒にうどん二回戦突入。
俺とKIYOは今日釣った魚の集計をしてたら満腹になってしまい1杯でやめておく。

座敷でオッサン4人、久々の再会に話も弾む。
先日の川釣りの際の、TOMOの転倒話やRICKYの不動ファイトに花が咲く。

「さて、Sumiさん明日何時にする?」「7時ぐらいがありがたいかな〜。あまり早いと自信ないかも。」
「またホテルで変な事するんじゃないですか?有料チャンネル見て。」
「いや多分デリヘル呼ぶと思うよ。KIYOのとこ紹介してやれば良いじゃん。」

こういう時間が好きだなぁ。泊まりだとこうやってノンビリ出来るのが良いよね。

明日もあるので、うどん屋の駐車場で解散。「またすぐ来ますから。」とKIYOとTOMOに言うSumiさん。
これが当てにならない。前回も5月に「来月来ます。」と言ってこれだからね。

Sumiさんを宿泊先のホテルまで送る。途中、酒を買いにコンビニに寄る。
自分の就寝用の酒の他に、俺の明日用のアクエリアスを買って来てくれた。ありがたい。

着いたホテルはネオンが切れてて建物も古臭い。Sumiさんらしくて良いなぁ。
「じゃ明日RICKYと迎えに来ますからね。ちゃんと寝て下さいよ。」「OKです。では。」

Sumiさんを送り帰宅。改めて集計してみるとSumiさんは何と16魚種GET!凄いわ〜。
ジグだけでも8魚種釣ってるのが凄い。カサゴもジグで釣ったのに抜き上げの際、ポロリしちゃったんだよね。
変なとこで自分に厳しいSumiさんはノーカウントだから勿体無い。実質9魚種だよな。しかも1〜2時間で。

1日を通してバコバコ釣れたイメージは無く、長時間の割には釣れない印象だった。
まぁ数より何より、楽しく釣りが出来た事が一番。

Sumiさんは何処の釣り場に行っても何を釣っても本当に楽しそうなんだよね。それが素晴らしい。
忙しい中、KIYOやTOMOが時間を作って会いに来るのは、それだけSumiさんが愛されてる証拠。
何事にも素直に感動する心を持ち、何かと中年の悲哀を感じさせるSumiさんが皆大好きなのだ。

さて、明日はRICKYと3人でプチ遠征の予定。楽しみだなぁ。

RESULT

MAK
カサゴ13匹・ササノハベラ8匹・アナハゼ7匹・オオモンハタ6匹・トラギス6匹・マダイ3匹
オハグロベラ2匹・ネンブツダイ2匹・キュウセン1匹・メゴチ1匹・マハタ1匹・コスジイシモチ1匹
簡易自作ワームにて

Sumiさん
アナハゼ16匹・コスジイシモチ13匹・オオモンハタ8匹・マダイ8匹・カサゴ5匹・トラギス4匹
ネンブツダイ3匹・メゴチ3匹・カワハギ2匹・マハタ1匹・メバル1匹・オハグロベラ1匹
キュウセン1匹・ササノハベラ1匹・オオスジイシモチ1匹・クロホシイシモチ1匹
ワーム・ジグにて

KIYO
アナハゼ7匹・カサゴ3匹・ササノハベラ2匹・コスジイシモチ2匹
オオモンハタ2匹・オオスジイシモチ1匹
自作ワームにて



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