2010

H22年1月9日 土曜日

MAK・Sumiさん・RICKY

年始早々、このクソ渋い地元の海に遠路はるばるやって来る男がいる。
そう、北関東のメタボアンクルことSumiさんだ。

朝、RICKY宅に行って、そこからRICKYのデカ車で駅に迎えに行く予定だ。
8時にRICKY宅に行けば良いのだが5時に起床。やる事ないのでネットサーフィン。

8時15分前にRICKY宅に到着。どうも様子がおかしい。
ピンポン押しても携帯鳴らしても反応無し。これはヤバイ。

数分後、RICKYが姿を現す。「思いっきり寝坊しました。」10分前に起きたばかりだと言う。
「昨晩頑張りすぎちゃったんじゃないの?」とヒヒジジイお決まりの台詞をいうMAK。

どうにか8時に出発、駅に15分頃に着いてSumiさんを待つ。
朝の駅は女子高生やらギャルが(死語)ワラワラ。「朝の駅、良いですなぁ。」「良いですねぇ。」
2人共、高原で深呼吸するように鼻腔が思いっきり広がっている。朝から最低だ。

「ちょっとウンコして来るよ。」RICKY、寝坊から排便のリズムが壊れている。
危険だ。しかしこれは序章に過ぎない。

20分過ぎ、改札にロッド片手の不審なオッサンが姿を現す。
このオッサンの凄いとこは通年服装が殆ど変わらないところだ。非常に分かりやすい。
ドラえもんの主要キャラ並に服装が安定している。

「どもども」と年始の挨拶をするも、その場にRICKYの姿はない。
「年始いきなりウンコで居ないような男ですよ。彼は。」「ハハハ〜ッ!やるね!」
数分後、「お待たせしました。」RICKYスッキリして登場。

皆でデカ車に乗って地元の海へGO!
しかし今度はSumiさんが大便トラブルでコンビニへ。年始早々頻便ズ爆発だ。

今日も朝からSumiさんが下ネタ全開でぶっ壊れている。長旅と便意で脳に異常をきたしたようだ。
3人でガハガハしてると電話。「誰だ?こんな朝早く。全く迷惑だ。」TOMOと分かって暴言を吐く。
TOMOも少し遅れて合流OKとの事。今日も楽しくなりそうだ。

地元の海に到着。今日は手前の釣り場から探って行く予定だ。
いくら渋いとはいえ、栃木から来たSumiさんを手ぶらで帰す訳にはいかない。大プレッシャーだ。

ここは重いリグでぶん投げればササノハが出るとこ。
ジグヘッドで探っていたが、おいしい所に届かないのでテキサスのRICKYに頼む。
見事ササノハGET!今日もキテるぜピンウィール。


SumiさんもRICKYにテキサスのリグをもらってキャスト。
何度も何度もバイトはあるが、乗せられないSumiさん。皆にブーブー言われて更に焦っている。

「ああっ!」「お〜っ!」「うう〜っ!」
通常、誰も釣りなどしないようなとこでメタボなオッサンが身悶えしながら唸っている。
案の定、近隣の家から黄色いシャツのオバハンが物凄い目でこっちを見ている。当然だ。


そんな中、TOMOが颯爽と登場。釣り人にしてはやたらお洒落だ。
「スタイリッシュな釣り人が来たよ。」「ホントだ。あっ!!スタイリッシュにコケた!」「アハハ!」
いきなりTOMOが溝にハマって大コケ。2人でガハガハ。「今ので目が覚めたよ。」強がるTOMO。

RICKYは他の場所でササノハGET!Sumiさんもやっと今年初物GET!安堵安堵。


「ピンウィール!」RICKYは得意のテキサスでササを追加中。やるね!


TOMOは独り軽量ジグヘッドでヘチを探る。そしてアナGET!


更にササノハ。真冬でもパパッと釣っちゃうのが凄い。
TOMOもクロステージAJIにしてから釣果が伸びた気がするな。


Sumiさんと俺はTOMOのやってる軽量ジグヘッドエリアに移動。RICKYはテキサスで粘る。
Sumiさんも無事追加。ササノハは良い引きするよね〜。


俺は今日はガイドに徹する予定だったが、ボウズも嫌なので参戦。
根掛かりしまくった後にササノハGET!これで安心。


更にオハグロ。


隣のSumiさんが何やら釣り上げた。何と生きたほら貝?!
ちゃんとフッキングしているのがメイクミラクル。


TOMOは何やら小さいハゼ。


3人で入ったとこがバイトが多いので長時間居座る事に。当初の計画がパー。
だってホントに真冬の海としてはバイト多いんだもん。ガガッ!HIT!こんなナイスなのも出ちゃうし。


TOMOはズブリスト釣法でカサゴをGET!この男の穴釣りにシーズンオフは無い。


俺は軽量ジグヘッドの焦らしフォールに耐えてボトムノック。ナイスササをGET!


プルルと僅かなバイトにフンッ!「あ〜!今日もクラカケちゃった。」


「今日は穏やかで良いね〜♪」「風もないし最高だね。」
Sumiさんと晴天の下、マッタリと話をしながら釣り。やっぱ良いやね〜。

Sumiさん、イソカサGET!


Sumiさん、サイトでアカササも。今日は渋いけど魚種が出るなぁ。


スロープ付近のRICKYとTOMOが何やら騒いでいる。
「何か釣れたのかな?」「いや〜そんな感じじゃないね。何か不穏な感じがするよ。」

2人でテクテク歩いて行くとRICKYがガハガハ笑っている。
「ピンウィール、折れました!」「え〜っ!何で?!」「あわせたら折れちゃった。アハハ!」
携帯が水没してもロッドが折れても全く凹まないのがRICKY。アイアンハート。


9時半前に釣りを初めて、もう11時半。ヤバイ。
とりあえずロッドも折れたしコンビニ行こうか〜と全員RICKY車に。
各自昼食を買って車内でムシャムシャ。「みんなRICKYに悪いよ!」「ホンフォ、ファルイ。」
俺に賛同しTOMOが後ろから言葉を掛けて来たが、自分も明らかに口に飯が入っていた。

次のコースを回るべく駐車スペースで準備。ここでSumiさんが「屋外」でライン巻き替えを開始。
「車内はいつもやってるけど、外はないな。しかしカラカラうるさいね。この人。」「俺もこれはないわ。」
暴れまわるベーシックフロロを見ながらTOMOとブーブー。流石Sumiさん、規格GUY。


この近辺は実績が殆どない。ダメ元でヘラヘラとフォールさせたらカサゴがガツン!
「ここで魚が釣れるなんて奇跡だ!」「明日〜♪今日よりも好きになれるぅ〜♪」


今度はアサヒアナハゼ。年始にサンライズアナハゼとは縁起が良いぜ。


「あ!釣れたよ!」「すご〜い!」「綺麗な魚だね。」
優しそうなパパと美人ママとカワイイ女の子の3人家族に捕まるMAK。
色々説明してあげたが、実は美人ママと話したいだけだったという雑音も少なからず聞こえて来た。

コルキッシュにチェンジしたRICKYもカサゴGET!


SumiさんはアナハゼGET!


「ここでこんなに釣れるなんておかしいよね〜。」「俺だけいつものままだよ・・。」
珍しくTOMOだけこのキセキに乗り切れてない。

ここから近くの小さな港へ。ササなら堅いと思われたが・・生体反応ナッシング。
足で稼いでどうにかアナGET!SumiさんにもHITしW−GETじゃ!

撮影の際、SumiさんのGETしたアナハゼの青いチンポがビンビンだった。
それを俺のアナハゼに「ウヒヒ・・。」と怪しい笑みで擦りつけようとするSumiさん。
完全に変態だ。いやこれがSumiさんの性癖なのか?!怖いなぁ・・怖い。


俺はその後もアナ追加。


ここでTOMOに自宅から電話が。御婆ちゃんの体調が悪いとの事。
皆で「帰った方が良いよ。」と薦める。残念ながらTOMO帰宅。
車を別の所に置いて来てしまったのでRICKYが送りに行く。

俺とSumiさんは一歩間違えたら落水ポイントに移動。しかも気を緩めると車に轢かれる。
ここでの釣りはかなり精神的に厳しい。どうにかササを2匹追加。


Sumiさんが落ちないかヒヤヒヤしてたが意外に軽い身のこなし。
そうこうしてる内にRCIKYも合流。冬のササノハ鉄板ポイントに移動。

しかし・・まさかのノーバイト・・。こんなの初めてだ。
ウンウンと悩んでから移動。とりあえずもうひとつの冬鉄板ポイントの「勝新」に。
しかし!ここでボウズは無いという実績抜群の場所で、3人まさかのノーバイト。もうダメだ・・。

フラフラになるアラフォー頻便3人組。
最後の賭けでSumiさんが好きな釣り場に移動。先行者はないようだ。

祈るような気持ちでキャスト・・おっ!ここはそこそこバイトがあるぞ。
おっしゃ!ミニカサゴだけど嬉しい〜♪


Sumiさんもバイトがあると言っている。そしてササGET!
僅かなチャンスをモノにする辺りは流石だ。ただのエロメタボな頻便オッサンではない。


アナハゼも追加するSumi氏。


全員くだらない事を終始言い合ってるのだが、それがまた楽しい。
確かに釣況は厳しいが、こうして腹割って付き合える仲間とワイワイやるのが良いのだ。

Sumiさんはここがお気に入りとあってトラギスまでGET!
「寅年に相応しいな〜。」「それ俺が釣って言おうと思ってたのに〜。」


「しゃあ〜っ!俺も寅年開幕っす!」俺にも寅さん出ました♪


苦戦続きのRICKYだったが、ようやくアカササGET!
ピンウィールが折れた事など全く気にしてない。震えるこの胸ライオンハート。


どうにか全員ポツポツ追加出来たが渋さは相変わらず。
日も傾いて寒くなって来た。再び移動。もう足で稼ぐしかない。

ここでも全員悶絶・・どうにか俺はナイスアカササGET!


あとはミニカサ。ふう〜マジでヤバイぜ。


再び移動。全員かなり疲弊している。特にSumiさんは完全に電池切れ。
ここから魚の活性が爆発すれば良いが、爆発してるのはオッサンどもの膝だった。
もうとっくに6つの膝は悲鳴を上げている。冬の長時間の釣りは厳しい。

誰か弱音を吐くとオッサンどもの叫びはこだまのように反響し弱音大会に。
膝が痛いやら腰が痛いやら鼻が垂れてくるやらチンコが痒いやらS○Xしたいやら、もうメチャクチャだ。

こういう感じで本格的にどうでも良くなって来ると、ウチの連中はヘラヘラして来る。
もう全員怪しい笑みを浮かべつつも放心状態。そんな中でデカアナ出ました。


RICKYもヘラヘラしながらカサゴGET!


Sumiさんは・・全くやる気なし。こうなると釣りは終了に近づく。
「もうラーメンでも食いに行こうか〜?」「良いね!ラーメンにしよう!」Sumiさん超乗り気。

最後の移動をするもバイトが見つからないフリーター状態。Sumiさんに至っては釣りをしてない。
子猫ちゃんにちょっかいを出してペシペシと猫パンチされていた。


ダメダメのまま記念撮影、これにて終了〜!ラーメン食いにGO!


「しかし渋かったね〜。」「それも良いさ。釣れなくても楽しいから満足満足。」
Sumiさんが楽しんで帰ってくれれば、地元組はそれだけで良いんだよね。

ラーメン屋に向かう途中、RICKYが「ちょっとウンコしたくなって来た・・。」と呟く。
「俺、今日全然平気!余裕余裕!」珍しくSumiさん腹は絶好調。

馬鹿話が続く車内。突然、「そこのコンビニに寄ります。」RICKYがボソッ。
「え?!どうしたの?」「危ない・・。」「ええ〜っ!」「やばいやばい!」
RICKY、いきなり腹にきて緊急停車。しかしコンビニの駐車場は満車。ピンチ!

「ここ置いてくよ!」
RICKY、エマージェンシーモードで脳内はSASUKEの残りタイム僅かのブザー音。
便意でおかしくなり、駐車場のど真ん中にハチャメチャな駐車をしようとする。

「ちょ、ちょっと!あっちに停められるから!」
道路脇のスペースに停め、おかしな歩き方で店内に消えるRICKY。俺とSumiさん爆笑。

なかなかRICKYが帰って来ない・・。
「間に合わなくてその辺ぶちまけて損害賠償とかになってるんじゃないですかね・・。」
「有り得るね。今頃掃除してたりして。いや〜しかし今日の俺の腹は調子が良い!」
「Sumiさんは帰りの新幹線の中で大爆発ですよ。今日も期待してますわ。」

やっとRICKY帰還。ここからはウンコ話で大盛り上がり。四十路でこれがULtimateクオリティ。
全員、腹が弱いので「ウンコあるある話」に共感出来るのだ。内容はここでは書けませんが・・。

紆余曲折の末、RICKY車は地元では結構有名なラーメン屋に到着。
窓にメニューが貼ってある。「お〜!これ美味そう!早くラーメン食いたいな!」

釣りの寒さと渋さに凍えた3人が店内に急ぐ。
RICKYが先頭で入店、「いらっしゃいませ〜!」開いたドアの向こうから女性店員の声がする。ん?
俺も暖簾をくぐろうとしたその瞬間、店員の顔が見えた。げ、げええ〜っ!

咄嗟に顔を隠して振り返り、最後尾のSumiさんにすがりつくMAK。
ジタバタしながらクルクル回って「無理無理無理無理!昔の女だ!やばいやばいやばい!」

何とカウンターに陣取ってるのは以前チョメチョメしていた女。
世間的に非常にまずい関係だった上、別れ方もやばかった。これは気まずい。
その上この店はテーブル席がなくカウンターのみ。目の前にいたらラーメン1本喉を通らない。

店内からRICKYが出て来た。
「どしたの?」「無理無理無理!あ〜無理!」「いや、MAKさんがさ・・。」
逃げるようにRICKY車に転がり込む。RICKYは「急用が出来て。」と断りに行った。スマン。

奇跡的再会劇に車内は大盛り上がり。2人は爆笑している。
「いや〜ホンットごめん!人間不意を付かれると何して良いか分からなくなるね。マジでゴメン。」
「最高に面白かった〜!俺釣りした事、忘れちゃうぐらいだよ!」
喜んでいただいて幸いです。

そこから次のラーメン屋に。
「また昔の女がいたらどうしよう・・。」「ガハハハ!」
ここでは無事にラーメンを食えて、Sumiさんを送りに駅へ。やっぱ日帰りは寂しいなぁ・・。

「Sumiさん、次は泊まってよ!」「金がなくてさ〜。でもまた来るからね!」「待ってますよ!」
毎回、駅での別れは寂しさを感じる。もっとSumiさんが近ければね。

今日も朝から色々あってメチャクチャ楽しかった。Sumiさん来ると不思議と色んな事があるんだよなぁ。
「皆と楽しく遊びに来てるだけだから、釣果は二の次」と言ってくれるSumiさん。
俺も地元の仲間もこのメタボなオッサンが大好きだ。

お互い先の事などはどうなるか分からない。
だからこれからもこうして仲間と笑い会える時間を大切にしたいと思う。
楽しかったよSumiさん。また来てね〜!

RESULT

MAK
ササノハベラ5匹・アナハゼ3匹・カサゴ3匹・アカササノハベラ1匹
トラギス1匹・クラカケトラギス1匹・オハグロベラ1匹・アサヒアナハゼ1匹
簡易自作ワームにて

Sumiさん
アナハゼ4匹・ササノハベラ3匹・アカササノハベラ1匹・トラギス1匹・イソカサゴ1匹
Sumiさん作ワームにて

RICKY
ササノハベラ4匹・カサゴ2匹・アカササノハベラ1匹・アナハゼ1匹
RICKY作ワームにて

TOMO
ササノハベラ2匹・カサゴ2匹・アナハゼ1匹・謎ハゼ1匹
ワームにて



TOP
BACK
PREV
NEXT