08 First half

H20年5月19日 月曜日

MAK

土曜は楽しかったな〜。Sumiさんとの釣りは刺激的だったよ。
栃木から来た兄貴に悪い遊びを教えられてしまったMAK。
今日は昼から雨の予報・・でも我慢出来〜ん!

この時期はMAK標準装備のJAWS(ジジイオートウェイクアップシステム)が作動。
外が少し明るくなればジジイのごとく目が覚めてしまう。今日なんて4時半・・。

天気予報見て、ウンコを山ほどして、バナナ食って釣り場へGO!
ちょっとグダグダしてしまったので釣り場着は6時近くなってしまった。

雨の予報だったので、車から歩かない釣り場をチョイス。
朝だから漁師が忙しそうだな・・。近隣のジジイは小便しにわざわざ海まで来てるし・・。
皆、自宅から出て来て海で小便、これがここの港のスタンダード。
しなびたナスを出すジジイばかりじゃなくて、若い女もそうしてくれっての!

気を取り直して岸壁へテクテク。墨跡ならぬ小便跡だらけ・・。

今日のタックルは勿論!フライタックルです!
いつものアキスコのグラスの2番ロッドに、B級の星「スズミ」のリール。
でも今回は準備不足。ティペットはオイカワ用の6Xと7Xしかない。
フライは数年前にペンチで挟んで巻いた酷い代物・・。

バイス無いからね。他のタイイング道具も一切持ってない。
ペンチでフックを挟んで、普通のミシン糸で、中古で買った何の毛だか羽根だか分からん物を巻きつける。
全くタイイングの知識もないので、適当に巻きつけたら100円ショップの接着剤で接着して終了。
おかげでドライフライが作れない。全部ミシン糸と接着剤の重さで沈んじゃうみたい・・。

今日は、その酷いフライですら数個しか持ってない。
ガン玉もサイズが全然揃ってないし。昨日オトンと釣具屋行った時に買えば良かったなぁ。
今週の平日に管釣りに行きたがってるオトンの為に、昨日色々見繕ってやったのだ。
俺も便乗して久々の管釣りに行く予定。

とりあえず酷いフライを結んで、Sumiさんがやってたように探ってみる。
お!いきなりアナハゼがチェイス!食った〜!すげぇ嬉しい。


ネン様はウジャウジャいるのにセレクティブ。よくSumiさんバカスカ食わせてたよなぁ。
反応を見ながらアクションをくれて、ようやくGET!難しい。


ロープの脇にメバル発見。結構デカイぞ。ピンピン!食った〜!
うわ〜!2番じゃ全然ダッシュを止められ〜ん!一気にへチに潜られてラインブレイク・・。

更にこの後、同じ事を2回繰り返して意気消沈・・。酷いフライも残り僅か。
2番ロッドといつものUL、柔らかさに大差はないはず。何故だ?

どうもスピニングの時は、魚のHITと同時に無意識で左手でリールを巻いてるようだ。
それに比べてフライは全マニュアル式。フッキングしたらラインを手繰らなければならない。
瞬間的にそれらの作業を行うのは俺のレベルではまだ無理だ。

ラインを一定の長さでロックしてても、2番では走りを止められない。
ネン様やアナハゼなら、低番手の方がより楽しく遊べるのだが、メバルのパワーは予想以上だった。

この2番ロッドで50〜60cmのコイも数匹キャッチしてるので自信はあった。
しかし走りの質が違う。コイはパワフルだが、ファイトは直線的で海魚に比べスピードは無い。
比較的ひらけた場所なので、もし障害物があってもファイトしながらかわす余裕もある。

メバルはバイトからのダッシュが凄い。へチの場合、ストラクチャーに一直線に突っ込もうとする。
海は牡蠣殻や他の貝類、係留船のロープ等、巻かれたら即プッツンの危険なストラクチャーだらけ。
一瞬の対応の遅れがラインブレイクとなる。まぁ6Xや7Xでやってる俺が悪いんだけど。

次回Sumiさんが来たら色々教えてもらおう。
実際に自分がやってみたら、もっと勉強しなきゃダメだと思った。
あまりにSumiさんが簡単そうにやってたからね。いや〜こっちも奥が深いわ。

残り僅かな酷いフライで探って行く。
万が一メバルやカサゴが飛び出して来たら、即対処出来るように集中する。

何かがフライに寄って来た。マハタだ!
アクションをくれると反応してる。食え!食え!よっしゃ食った〜!
ギュイイン!2番ロッドがブチ曲る。心の準備が出来ていたので、へチと反対方向にロッドを操る。
さっきのように真上に抜こうとすると、2番だと踏ん張りきれずにへチに突入されてしまうのだ。

ロッドを操る右手と、ラインを手繰る左手にグイグイとマハタのパワーが伝わって来る。
スピニングの時とは全く違う緊張感。ファイトが楽しい!

やった〜!マハタGETじゃあ〜っ!しかも自己最大(低レベルだけど・・)!


すっげ〜嬉しかったのでもう1枚。Sumi師匠、やりましたよ〜!海フライ最高!


すっかり満足してしまい、砂地でハゼ類と戯れる。
フックサイズを落とせばコイツらもGET出来るな。

キュウセンが急接近(ラップの韻みたい)!
バクッ!食った〜!おお〜良い引きするのう〜。フライでキュウセンGET!


今度はへチじゃなく、ちょい投げで探っていく。
Sumiさんは0.9gのジグヘッドと変わらない位の距離を投げていたっけ。

及ばないものの、ボトムをとってピンピン・・。マハタ発見!
見てる見てる・・食え!ピンッ!とアクション。食った〜!
ギュウウン!おっと危ない!2番ロッドはいつものULより柔らかいかも・・。

よっしゃ〜!またもマハタGET!このサイズでギュンギュン。


タコ親父がそこかしこに出現。しかも釣りに来る度に見るオッサン。家まで知ってる。
ションベンたれてタコ釣って・・幸せだな、このオッサンどもは。

嫌になったので移動。誰もいないけど魚も少ないポイントに。俺はこっちで良いや。
ネン様はこっちの方が高活性。楽しいなぁ〜♪

あれ?君はコスジじゃないか〜!


慣れないので、楽しいけど疲労が激しい。キャストのもどかしさが結構くる・・。
何か食った!去年からのマハタフィーバー。フライで釣る事になるとは・・Sumiさんのお陰だな。


マハタ、今年で終わらなきゃ良いけどね。
去年以前は散々叩きまくっても全く釣れなかったんだから。居るなんて思ってなかったからな。

車に戻って水分補給。次の港へ。
ここはイマイチだなぁ。ネン様は食って来るけどフッキング出来ないし。

やっと藻場でアナハゼ連発。秋になれば良いサイズになるぞぉ。


ここから冒険してゴロタへ。しかし土曜と同じく干潮すぎてダメ。
波も強いし、酷いフライをロストしまくって終了。キャスト距離がもうちょっと出ればなぁ・・。

ここで心が折れて帰路に。腹も減ったしね。
帰宅して昼飯食って買物へ。海用フライを巻くのに必要な道具を調達にね。
と言っても金欠なのでまともな道具は買えん。100円ショップでミシン糸と接着剤、ビーズを購入。

今日、海フライやってみた感想をちょこっと。今の俺レベルでの視点でね。
とにかくフライはマニュアルだって事。オートマじゃない。それが面倒でもあり、面白さでもある。

まず数を求めるならスピニングにワームが堅い。今のレベルではね。
デカイ事を言う訳じゃないが、今日ワームでやってれば倍以上の釣果は出せたと思う。朝マズメだったし。
へチ釣りではスピニングに引けをとらないが、キャストして広範囲に探る事に関しては劣る。
この辺りで数に差が出てくるんだろうな。

フライに出来てスピニングに出来ない事は、現段階では無いと思う。逆はある。
フライは自分にとっては非効率的な釣りだ。ワーム投げた方がよっぽど速い。

しかし!ここからがフライの恐るべきところ。
ファイトの楽しさはスピニングに勝る。個人的には。楽しさといっては語弊があるかもな。
何て言うのかな?ドキドキ感・・緊張感・・ハラハラ感・・どうもしっくり来ないなぁ。

左手にも生命感が伝わるのが良い。スピニングのハンドル回してるのと違うんだよね。
ただ難しい。でもそれが楽しい。1匹の重さが違うってのかな?それがフライの危ない魅力。
ハマっちゃいけない女にハマる感覚・・。

今は新しい世界に踏み出した喜びが大きい。
丁度JUNさんに寝技を教わった時のように、Sumiさんのお陰で自分の中の世界が広がった感じ。

今後はSumiさん同様、両刀でやってくつもり。勿論あっちは単刀だぞ!
今夜はフライを巻きまくるぞ〜!ペンチ、変な毛と羽根、ミシン糸、瞬間接着剤しかないけどね。
これが俺のタイイングツール。今日の全釣果はこの道具で巻いたフライだからな。侮れん。

巻いてる時も楽しいっていうよね。やっとそれが分かった気がする。
厄介な遊びを教えてくれたSumiさんに感謝です!

RESULT

ネン7匹・アナハゼ6匹・マハタ3匹・キュウセン1匹・コスジ1匹
自作「酷いフライ」にて



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