08 First half

H20年5月21日 水曜日

MAK

もうね〜Sumiさんのせいで海フライ中毒に感染しちゃった。
釣具屋寄っても買う物が変わってきちゃって・・。

昨日は午前中と夜にお仕事。
フライ巻きたかったけど、疲れてダメだったのよね〜。

でも一昨日、海フライ用に10個のフライを巻いてみた。
以前に書いた道具で巻いたので仕上がりは・・まぁ見た目じゃないさ、実用性!

今日は仕事も入らんし、夜のトレだけなので釣りへ。
JAWS作動で5時起き。いつもの支度して海へGO!

何処でやろうかな〜?
通い慣れた地元の海も、海フライに適した場所となると悩んでしまう。

今日はどんなに釣れなくても、もどかしくても、面倒でも、スピニングの方が釣れそうでも・・。
フライでやり通す!新しい技術を得るには、こうやって集中的にやらないと身に付かない。
今はとにかくキャリアを積むしかない。釣りも格闘技も一緒よ。

今日最初の釣り場に到着。時間は6時過ぎ。
一昨日、接着剤で指をガビガビにしながら巻いた十勇士。名付けてMAKマラブー。


頭にガン玉かませた奴を4つ、後はショットをかませて使う用に6つ。
その内、100円ショップのビーズを頭につけてあるのが5つ。

フライ巻いてて思ったんだけど、適度な作業感、手作り感が良いね。
プラグを作るとなると一苦労だし、ワームを切るだけでは作ってる気がしない。
フライって何て言うのかな、その辺のバランスが良い。

先ずはガン玉搭載モデルを使って落とし込んでいく。
ここはバックスペースもとれないし、他にも障害物が多すぎるからね。

すぐにネン様がHIT!いや〜自分で巻いたフライだと嬉しいね〜!


ガン玉かませたらジグヘッドじゃねえか、だったらスピニングでやった方が良いよ。
そう思う人が多いんだろうな。違うんだよねぇ。

ミクシィの方の話で悪いけど、Sumiさんの言う「何か」を感じてしまったらヤミツキよ。
俺は感じやすい体質のせいで、こんな面倒な釣りにハマってしまった・・。

今日のネン様は結構手強い。フライ寸前まで来るのだが、そこからバイトしない。
色々試して食わせる。それが楽しい。これはビーズモデル。


あ!メバルだ!ピンピン!食った〜!
やばっ!あ〜やっちゃった・・・。またもメバルでラインブレイク。メバルよ、スマン・・。
6Xのままやってたからな。よし、Sumiさん直伝のやり方に変えよう。

高価なテーパーリーダーは使わずに、普通のラインを直結で良いとの事。
Sumiさんに聞いて調べたネイルノットで・・難しくて出来〜ん!

MAK流強引ノットで直結完了。使ったラインはフロロの4lb。
300mで1000円の激安品。下野プロだかがプロデュースのベーシックフロロって奴。
これがいつも中途半端に余ってたのよね〜。捨てないで良かったわ。

さ〜てどうかしら・・全然OK!流石Sumiさんだぜ。
B級キング「スズミ」のリールとネン様。


ネン様しか釣れないが、順調に楽しんでいるとアクシデント発生。
猛烈な便意が襲って来たのだ。朝でっかいウンコ出たじゃんかよぉ。

1歩進んで秘技「肛門踵押さえ」で油汗ダラダラになりながらブルブル。
これを使わねば城門はあっと言う間に突破されてしまう。

ガクブル状態で何とか車付近まで。
イカン・・ここからコンビニまでなんて行けない。
あ〜!更にイカ〜ン!小中学生が登校し始めた〜!

こんなとこで必死の形相でガクブルしてたら通報必至。
秘技を使いながら少しずつ、登校ルートからは見えない場所へ。はぁはぁ・・い、今にも出そうだ・・。

ここなら散歩の人すら殆ど来ない。
依然猛烈な便意に襲われながらもここは釣りキチ。
踵押さえをしながらキャスト。ここは時間があればSumiさんを案内したかったとこ。

フワフワとボトム付近を漂うMAKマラブー。
ボトムの何かが動いた!HIT!おお〜こりゃ・・やった〜!カサゴGET!すげ〜嬉しい♪


腹と肛門は相変わらずだが、テンションは一気にUP!今度はアナちゃんGET!


ここまで来たら最悪の場合は野糞しかない。フフッ・・それも良かろう。
でも肛門洗えないな・・・その時は海で洗っちまえ!妙な覚悟で更に奥へ。

良い感じのとこに来たが、上も後ろもスペースが無い。
ロッドを立てる事すら出来ん。ここでMAKの強引手投げが生まれる事になる。

こりゃ投げれないなぁ・・そうか!フライを手で投げちゃえば良いじゃん。
ガン玉搭載モデルだったので、左手に持って「ていっ!」サイドスローで投げ込む。
お!良い感じだわ。後は普通にラインを手繰って・・食った〜!

ギュウウンと2番ロッドがぶち曲る!慌てて岩の無い方へロッドを向けて対抗!
よっしゃ〜!カサゴGET!いや〜引いたぁ。ちょっとスズミリールが小さく見えるサイズ。


この投げ方なら何処でもいけるぜ!
左手にフライを持ってピュン!軽いのでロッド1本分しか投げれないが、かなり有効。
大好きなミニゴロタを攻める。よっしゃ!アナハゼGET!良い感じ。

ここはちょっとひらけてるな。スッとロッドを立てて送り込む。
アクションをくれながら・・オールサイトのゴロタゲーム。

カサゴがチェイス!食った〜!見えてたからコントロール出来るぞ。
無事にGET!いや〜引くわ。でも瞬時に対応出来れば、たとえ2番でもGET可能だ。


今日はお気に入りのポイント。
こういうとこだからね〜。キャストが難しい。


岸壁のようにへチ釣りは出来ない。何とか沖へとフライを送り込む方法を模索。
猛烈な便意は相変わらず。間隙を縫って釣りしてる状態。

ガン玉搭載MAKマラブーだと、普通のフライキャスティングではドボーン!ってなっちゃう。
ひらけたとこで何度も練習。だいぶコツが掴めて来たぞ。

岩の間をフライが通過、こりゃ来るぞ!食った〜!予感的中!
鋭い突っ込みで岩陰へ戻ろうとするカサゴ!2番はこれ以上曲らないってとこまで曲ってる。

スポーン!危なかった〜!このサイズのパワーをライトなフライタックルで味わったら・・ヤミツキ♪
スズミが小さく見えたらナイスサイズ。御覧の通り、B級でも十分釣れますよ。


更にバクーッ!ヤバイなぁ。
ピーカン&初心者海フライなのにカサゴ出まくり。
もうメッチャ楽しい♪ウンコもれそうなのに、1人でニヤニヤ。アホだ。


見るからに「カサゴ出ます」的な大岩発見!
ドキドキしながら脇を通すと・・ガバッ!やっぱ出たぁ〜っ!
瞬時にフッキング!HIT!やば〜っ!すんごい突っ込みを逆方向にロッド操作。
しかしギュギュギュ!と更に突っ込む!2番ロッド&激安フロロ4lb頑張って〜!

よっしゃあ〜っ!こりゃ良いサイズじゃ〜っ!
リールと撮ると大きさが比較しやすいよね。この撮り方、Sumiさんの真似なんだけど。
スズミが更に小さく見える22cmジャスト!重かった〜!すっげ〜嬉しい♪


ここでデジカメの電池切れ。
いつもいっぱい持ち歩いてるからね。あれ?!あ〜!こっちはフライのポーチかぁ!
いつものルアー用ショルダーバッグじゃないので予備の電池無し・・。

仕方なく車に戻る。だって今デカイの釣れたら記録として残らないもん。
やっぱ後になって見たいじゃんね。こんなの釣ったんだ〜って。

車で水分補給。さ〜て、まだまだ海フライやりたいぞぉ。
よし!あそこに行こう。Sumiさんと訪れたが潮位が合わずに諦めたとこへ。

う〜む・・ギリギリだな。パパッと目ぼしいとこだけ叩いちゃおう。
何だかフライロッドを上手く操れるようになってきた。当社比だけど。

ここは・・やっぱ出た〜!フライでムラソイGET!


更に追加!いやいや、もう海フライやめられないわ〜。


潮がひきすぎてるのでゴロタを見切る。
近くの港の内湾、浅場に藻が繁茂してるとこで遊んでみる。アナちゃんGET!


今日はアナハゼとネン様のバラシがメチャ多い。MAKマラブーが長すぎるのかな?
でも長い方がアピール良いから切りたくないなぁ。


一旦車へ。水分補給、今日は暑い。
次の釣り場に悩んだが、死海な上にタコ親父続出港に決定。理由はここから近いから。
それに海フライだったら何とかなりそうな気がしてね。もうスピニングの方が釣れる感じは無い。

車を止めて苦笑。タコ狙いのジジイが数人。コイツら毎日だもんなぁ。
よくタコが激減しないわ。タコって再生早いのかね。

タコ親父は他の釣り人が近くにいても全く御構い無し。
馬鹿デカくて重いテンヤをドッボーンとやるので、出来るだけ離れた場所で釣り開始。

ここはへチ釣り可能。ラインを出してテクトロ気味に探って行く。
アナハゼがガンガン食って来るのだがバラシまくる。よし!思い切って短く切ろう。チョキン。
さ〜これでアナちゃんちもフッキングするかな?

スロープに移動。ここは去年は死海だった。
原因は何か分からないが、毎年繁茂していた海藻が全く生えなかったのだ。
それまでは地元オールスターズが高確率で釣れたのだが、本当に去年は死んでいた。

今年は・・生えてる!しかもすっごい量が!良かった〜。
これで今年はおかしな事さえなければ楽しめそうだぞ。

モサモサのとこにフライをキャスト!いきなりアナハゼがHIT!


ここではある程度キャストしなければポイントに届かない。
バックスペースもあるし、練習を兼ねて投げまくる。ガン玉搭載モデルは普通のキャストで投げにくい。

普段、里川でオイカワか湖のギルくらいしかフライはやって無かったので、ドライしか投げた事なかった。
オモリがついてると慣性の法則が微妙に狂うので、いつものキャストだとドボン!と間近な水面を叩くはめになる。
それでも何とかコツをつかみ、やっとロッド2〜3本分程度は投げられるようになった。

さっき編み出したMAK流強引手投げでも良いのだが、こういう「振れる」場所では練習あるのみ。
藻の間からバクーッ!HIT!おお〜楽しい♪ヨロイメバルGET!レアな魚をフライで釣ったど〜!


アナハゼはガンガン食って来る。
スッスッとフライを引っ張ると、左右の藻の間からヌンと顔を出してチェイス!
暫しアナハゼ君たちと戯れる。海フライ、何て楽しいんだろう♪

シンカー無しの普通のフライの方が、こういうシャローの場合は良いのかも。
でも多少沈まないとダメだしな。俺のフライラインは恐らく(中古のスズミリールについてた)DT4F。
フローティングラインなので、沈まないんだよね。でもSumi師匠からはこれで良いとの教えが。

その訳は、シンキングラインだとへチ釣りの際、フライよりも先に蛍光のぶっといフライラインが沈んでいく事になる。
これでは釣りが成り立たない。更にSumiさんは微妙にサスペンドするラインが浮き代わりになると言う。
何度か手元には伝わらないのにラインの動きでバイトが分かった時があった。これですな。

フライラインは探るレンジに応じて色々あるらしい。
でもフライラインって高いんだよね〜。リール買えるんじゃないの?って位。
用途に応じて揃えたらMAKのひもじい台所では破産確実。無理無理。

Sumiさんの海フライの教えの素晴らしさのひとつに、気楽に気軽に楽しめるってのがある。
タックルや小物は極力ある物で楽しもうっていうのが素晴らしい。

今のオンボロDT4Fなら強引にショットで沈ませたりと、荒々しく遊べるから良い。
リールに巻いてあったラインだから、勿論スズミ製なんだろうなぁ。

アナハゼで大満足してしまったが、もうちょっと遊んでこう。
いかにも怪しいところにフライをチョンチョン・・出た〜っ!黒い弾丸ムラソイ!


ドキドキしながらフライを落とし込む・・キターッ!
この緊張感、心臓に悪いぜ〜。不整脈が更に悪化・・。


根魚のダッシュにもやっと適応出来てきた。
2番ロッドに4lbじゃ危ない感じだが、反応速度で補える。また出たーっ!


あ、靴が濡れてら・・。夢中になってたら海に入ってたわ〜。
折角だから入らなきゃ行けないとこまで探っちゃおう。全力中年、今日も全力!

良い感じの岩場でムラソイ連発!


何匹かは早アワセですっぽ抜ける。
でもこれ位の速さじゃないと一気に岩に潜られちゃうからね。ラインブレイクより全然良い。

早朝から陽射しを浴び続けながらロッドを降り続ける。かなり消耗・・。
フライはルアーよりもはるかに疲れる。

それでも車までの間にハオコゼ追加!こわ〜!
怖いけどリールと撮ってやった。


夕方からはM塾とのトレ。もうダメだ、帰ろう・・。
ウトウトしながらも帰宅。いや〜今日は凄かったな〜!

先日とは違った場所で海フライをするつもりだったけど、こんなに根魚が釣れるとは!
これで自分の中での海フライの可能性は更に広がった。

今日だけでも色んな事が分かったし、勉強になった。応用もきくようになったし。
こうやって自分なりの釣り方が出来上がっていくんだろうな。

今日は海フライで6魚種をGET出来た。
これだけスズミのフライリールと一緒に魚を撮ってる人間は恐らくいないだろう。
俺は上州屋の宣伝マンでも何でもなく、B級でもこれだけ遊べるんだぞ!ってのを世に言いたい訳。
道具に凝るのも良いけど、その前に腕だろ?実戦だろ?と思うのよ。

フライは決して敷居の高い遊びじゃない。里川、野池、湖、そして海・・・。
何処でも気軽に遊べる釣りなのだ。

とにかく言いたい事・・海フライ最高!師匠ありがとう!
Sumiさ〜ん!早く来ないと良い時期逃しちゃいますよ〜。

RESULT

カサゴ6匹・ムラソイ7匹・アナハゼ14匹・ネン12匹・ハオコゼ1匹・ヨロイメバル1匹
MAKマラブー各種にて


TOP
BACK
PREV
NEXT